2016.10.07 Fri 更新

妊娠中の体重増加。妊娠中にうまく体重管理する方法をまとめました。

お腹に赤ちゃんがいるので、妊娠中は体重が増えるものです。 体重は増えるものとは言え、体重の増えすぎは、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても良いことではありません。 今回は「妊娠中の体重増加」についてご紹介します!

・BMI18.5未満(痩せ気味): 10~12kg程度
・BMI18.5~25未満(標準): 7~10kg程度
・BMI25以上(太り気味): 5~7kg程度

BMIによって体重増加の目安は変わっていきます。
ですが、BMIが25を大幅に超えている場合は、事前に医師に相談してくださいね。

BMIによる体重増加の目安

理想的な体重増加は、BMIによって変わっていきます。自身の妊娠前の体重から増加目安を意識してくださいね。
体重増加の目安を出すには、まずは妊娠前の体重からBMIを算出してください。
BMIを算出する計算式、体重<kg>÷(身長<m>×身長<m>)を使って計算しましょう。

理想的な体重増加の目安

妊娠糖尿病

妊娠中毒症とも呼ばれる妊婦の合併症です。
主な症状として、高血圧、尿タンパク、むくみの症状が見られます。
妊娠8ヶ月以降の妊娠後期に症状が出やすく、1割程度の妊婦さんが発症すると言われています。
妊娠高血圧症候群になると、胎児に栄養を与える胎盤や子宮に血液が流れにくくなります。
胎児の発育に影響を及ぼす可能性があります。早産、子宮内胎児死亡、未熟児、死産などの原因にもなってしまいます。

妊娠高血圧症候群

妊婦さんの体質や生活環境によって、体重の増減は大幅に異なるのですが、妊娠中に太りすぎてしまうと、医師から制限指示が出ることがほとんどです。
妊娠中に太りすぎてしまうと、以下のリスクが伴う危険性が高いからだと言われています。

妊娠中の体重増加し過ぎると、起こる影響

体重増加を制限する方法

妊娠糖尿病によって巨大児や奇形、低血糖、胎児死亡など赤ちゃんに悪い影響を与えてしまう危険性があります。
母体にも妊娠高血圧症候群の発症や羊水異常などのリスクが発生してしまいます。

妊娠中にのみ起こる糖の代謝異常です。
胎盤から出るプロゲステロンなどのホルモンが、血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きを弱めます。
そして、正常に血糖値を保てなくなってしまうという病気です。発症する妊婦さんは、全体の1割程度だと言われています。
太っている人や糖尿病にかかっている家族がいる人、35歳以上の高齢出産の人は発症率が高まるとも言われています。

現在進行形で体重が増えている妊婦さんも多くいるかと思います。
以下のことを気をつけて、体重の増加を管理・制限していきましょう!

食事内容を変える

毎日体重計にのって、日々の状態を細かくチェックするようにしてください。
スマートフォンのアプリや手帳に日々記録する「レコーディングダイエット」が。体重管理意識を高めてくれることもあり、おススメな方法です。

毎日体重計に乗る

軽い運動をする

今の食事内容を改めてみましょう。
妊娠前と同じ食事をしていませんか?妊娠中は、お腹の中に赤ちゃんがいると言うこともあり、妊娠前と同じような食生活ができなくなります。
塩分・糖分・脂質を抑え、バランスの良い、和食を中心の食事にしてみてください。
食べても食べてもお腹がすぐにお腹が空いてしまうという妊婦さんは、3回食を5回食に変えてみてください。
一回一回の量をおさえ、急激な血糖値の上昇を抑えるようにしましょう。

安定期に入っていて、医師から許可が出ていれば、妊娠中でもできる運動を取りいれてみてください。
散歩やスイミング、ヨガなどが効果的ですよ。

いかがでしたか?
体重管理を難しく考えすぎないようにしてください。
まずは、基本である「食事の見直し」から始めるようにしましょう。
栄養がきちんととれるバランスの良い食事をとりながら、毎日体重を測るなどして、チェックしていってくださいね。

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