2016.11.02 Wed 更新

着床出血ではなく、「着床じんましん」。どんな症状が起こるの?原因は?

妊婦の3〜4割程が経験する「着床じんましん」。 「着床出血」はよく耳にしますが、じんましんを全身に起こすこともあるようです。 じんましんは妊娠初期に現れる症状のひとつでもあります。 今回は「着床じんましん」についてご紹介します!

赤くなる

激しい痒みを伴うことあります。
ですが、数時間でじんましんが消え、痒みもなくなっていきます。
身体を温めたり、お酒をのむことで症状が助長されることがあるので、じんましんが出ている間は湯船につかったり、飲酒は控えてくださいね。

激しい痒みを伴う

着床した時のじんましんの症状には2つの大きな特徴があります。
主な症状は以下の通りです。

着床じんましんの症状

妊娠を機に体質が変わることがあります。
この妊娠がきっかけで母体の免疫性やアレルギー性を変化するので、じんましんを始めとする、あらゆるアレルギー症状を起こるのです。じんましんは、アレルギー反応の代表的な症状です。

体の変化に対応できないから

着床すると不正出血があったり、高温期がずっと続くというイメージがありますよね。
でも、実際のところ、じんましんを起こす妊婦さんは全体の3〜4割程度います。
何でじんましんを起こすのでしょう?
原因は以下の通りだと言われています。

着床じんましんの原因

皮膚に表面が平らな盛り上がり「膨疹(ぼうしん)」ができます。
この膨疹大きさや形には個人差があり、大きさが直径数ミリのものから、地図状で広い範囲に広がるものまで、程度は様々です。
膨疹は数時間で跡形もなく消えたと思ったら、しばらく時間をおいてから、再度現れることもあります。

ホルモンと深い関わりのある自律神経も乱れ、その影響で免疫力も低下してしまいます。
妊娠初期の身体はまだまだ不安定です。そのため、免疫の過剰反応が起こりやすく、じんましんが出やすいのです。

免疫力の低下

妊娠がきっかけで女性ホルモンのホルモンバランスが急激にくずれてしまい、女性の身体に体質変化が起こってしまいます。
女性ホルモンの「エストロゲン」の分泌が少なくなると、肌がデリケートになってしまい、服を着たときのちょっとした摩擦やゴムの圧迫でも、じんましんが出てしまうことがあります。

ホルモンバランスの乱れ

妊娠初期の繰り返すじんましんの治療法

医師に薬を処方してもらう

妊娠初期はじんましんが出やすい時期です。
治まったと思ったらまた出た…、なんてこともよくあります。繰り返し起こるじんましんには、イライラしてしまいますよね。
ここで治療法を知っておくことで、対処できるようにしておきましょう!
対処法は以下の通りです。

患部を冷やす

症状を繰り返す場合や症状がひどい場合は、産婦人科や皮膚科に相談してください。
妊娠中でも使用できる抗ヒスタミン入り塗り薬などを処方してもらえます。

痒みがひどくて眠れない場合に効果的な方法です。
冷やすことで、じんましんの原因であるヒスタミンの分泌や働きを和らげ、皮膚の感覚が鈍くして、一時的にかゆみを抑えることができます。

保湿クリームを塗る

いかがでしたか?
妊娠初期という大事なタイミングでのじんましんに驚いてパニックになるかもしれませんが、じんましんはよくある妊娠初期症状のひとつでもあります。医師の診察を受けて、症状に合わせた対処をすることで、必ず症状は治まりますよ。
落ち着いて対処してくださいね。

痒みを抑える成分を含んだ保湿クリームを塗りましょう。
妊娠中の肌は大変デリケートなので、自分の肌に合ったクリームを塗ってくださいね。

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