2016.11.10 Thu 更新

子宮外妊娠って何?原因と治療法方法は?予防できるの?

全妊娠の1%前後で発生すると言われている「子宮外妊娠」。 妊娠可能な女性なら誰にでも起こる可能性がある子宮外妊娠は、耳にする機会が意外と多いかもしれません。 でも、どのような症状で、どのようなリスクがあるのでしょうか? 今回は「子宮外妊娠」についてご紹介します!

子宮外妊娠の兆候

子宮外妊娠は、卵管の異常で起こる事がほとんどです。
何らかの原因で卵管の機能が低下してしまい、うまく子宮に受精卵を送り出すことができずに、途中で着床してしまうようです。また、体外受精が子宮外妊娠の原因になることがあるようです。

子宮外妊娠の原因

子宮外妊娠は、その名の通り、「子宮以外の場所」に着床してしまうことを言います。
今は名前が変わっており、「異所性妊娠」と言われています。
子宮外妊娠が発生する場所は、全子宮妊娠のうち約95%程で「卵管」だと言われています。
卵管以外にも、卵巣・子宮頸管・腹腔で起こることもあるようです。
どの箇所で着床した場合でも、妊娠の継続は難しいと言われています。

子宮外妊娠とは?

突然立っていられない程の痛みに襲われたりしたら、卵管破裂の可能性があります。
卵管破裂の場合、腹腔内で大量出血を起こしていることもあります。
この場合は、緊急の処置が必要です。
全身の血の気が引いていたり、意識が朦朧とするといった場合は、ショック症状が起こっている可能性があります。
すぐに救急車を呼んでくださいね。

卵管破裂が起こっている可能性が

卵管など子宮外で胎嚢が大きくなってくると、出血量が増えたり痛みを感じる事が増えるようです。
ただこうした症状も”妊娠初期症状”として現れる人がいます。
不安に思ったらまず産婦人科で相談するようにしてくださいね。

妊娠週数が進むにつれ出血と痛みが増す

子宮外妊娠には兆候があります。
主な兆候として、血液の混じったピンク色のおりものや少量の出血が現れます。
軽い下腹部痛を感じる人もいるようです。
ですが、この兆候は妊娠初期症状にある症状なので、自己判断が難しいと言われています。
兆候がある人がいれば、全く出血も痛みも違和感も感じない人もいます。
病院での問診が重要だと言われています。

子宮外妊娠の治療方法

子宮外妊娠になる確率は、全妊娠中約1~2%程度だと言われています。
数字だけ聞くと少ないように感じますが、妊婦さん100人中、1~2人が子宮外妊娠によって授かった赤ちゃんを諦めなければいけないということです。
年齢が高くなるにつれて、子宮外妊娠の確率も上がっていきます。

子宮外妊娠の確率

子宮外妊娠の場合、赤ちゃんが大きく育つことは残念ながらありません。
子宮外妊娠の治療方法は以下の通りです。

薬物療法

自然流産するのを待つ方法です。
母体に負担が最もかからない方法だと言われています。
待機療法をする場合には、「hCGホルモン」という妊娠すると分泌されるホルモンの量を測りながら経過観察をします。
通常は、hCGホルモンは胎児の成長に従ってどんどん増え続けていくのですが、このホルモンの増加具合が少ない場合は赤ちゃんが育ってない可能性が高いため、待機療法をとることが多いです。

待機療法

外科手術

早期発見ができて全身状態がよく、胎児もあまり成長していない場合、「メソトレキセート」という免疫抑制剤を使って、病院に入院して治療します。
子宮外妊娠の治療に使うのは適応外ということもあり、日本ではあまり浸透していません。
海外、主に欧米では広く行われている方法です。
免疫抑制剤なので、吐き気や倦怠感、白血球減少などの副作用を起こす可能性があります。
また適応外であり、入院治療なので治療費用も多くかかってしまいます。

外科的に卵管ごと切除してしまう方法で、一番確実に短期間で治すことができます。
卵管は2つあるため、ひとつ切除しても、もう片方が残っていれば妊娠は可能です。
卵管を温存した場合、温存できたとしても癒着してしまうことが多いです。
子宮外妊娠を繰り返す原因になってしまうこともあるので注意が必要だと言われています。

いかがでしたか?
子宮外妊娠は、自覚症状が少ないため、産婦人科で宣告されることがほとんどです。
最悪の場合、妊婦さんの命が危険になる可能性が高かったり、次の妊娠が難しくなるケースもあるため、早期発見・早期治療が重要だと言われています。自分の身体と向き合って、異変に気付けるようにしておきましょう!

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