炎症、癒着、卵管の閉塞など、子宮に影響が出てしまう場合もあり、不妊になってしまうこともあります。
個人の体調によりますが、短くとも1~3ヵ月、長い人では1年以上は子作りをしないようにと医師から指示される場合が多いでしょう。
まずは心身ともにゆっくりと休み、自分をいたわってあげてくださいね。
流産後は、約1ヵ月は安静にする期間が必要だといわれています。
流産を経験した女性は肉体的にも精神的にもダメージを負っています。
すぐに性行為を再開するのは敏感になっている子宮内を傷つける可能性もあります。
流産後に妊活を再開する時期
流産後の生理は通常3~5週間後に始まるといわれています。
最初は周期が安定しないこともありますが、生理の周期が妊娠前のように規則的になったら子宮の回復が進んでいる考えられます。
流産後に次の生理が来る時期
胞状奇胎や染色体異常などが原因で流産をした場合は、1年以上休養期間を開けるよう医師から指示される場合もあります。
異常な受精卵が増えた状態になっているなど体の不調があるからです。
こういった症状がある場合は、医師の指導をしっかりきいて体や生理周期の回復を優先しましょう。
流産後の休養期間を長くとらなくてはいけないケース
流産を経験した次の生理で妊娠・出産をした、というママもいます。
しかし、一般的に流産後すぐの妊娠は、流産を繰り返してしまう確率があがるそうです。
子宮の機能が完全に回復していないため、最低でも1~3回は生理を迎えてから妊活を再開することがおすすめです。
流産後にすぐに妊娠すると流産になる?
また、ホルモンの変化で髪の毛が一気に抜けることもあります。
シャンプーのときにびっくりしてしまいますが、しばらくすると治まってくるので心配ありません。
流産後はしばらく体が妊娠反応を続けてしまうこともあります。
その場合、基礎体温が高い状態が続いたり、生理周期が乱れたりすることも。
ホルモンバランスを整えて、妊娠しやすい安定した基礎体温を目指しましょう。
できるだけ早く妊娠したい、と思う方も多いことと思います。
しかし、まずはダメージを負った体を回復することを最優先に考えましょう。
次の妊娠のために基礎体温をつけることを継続することをおすすめします。
流産後の体の変化
流産後の仕事復帰
流産後は心のケアも大切
妊娠初期で流産した場合は、職場に報告をしてないことも多く、休暇をとる理由に悩むかもしれません。
しかし、直属の上司だけでも報告をしておくことをおすすめします。
仕事面や精神面でのサポートを受けやすいためです。
流産によって手術を受けると場合によっては1泊の入院が必要になります。
その後も1週間くらいの自宅安静を支持されることもあるようです。
手術が必要なかった場合でも、心身ともにダメージを受けているので、同じく数日の安静が必要です。
そんなときは一人で悩まず話しやすい人に気持ちを吐き出して、聞いてもらって下さい。
同じように傷ついているパートナーに優しく接することも大切です。
お互いに支え合って少しずつ前向きに進んでいってくださいね。
授かった赤ちゃんを失ってしまうのはつらく悲しいことです。
悲しみ、怒り、不安、罪悪感などの感情に襲われるかもしれません。
また、次の妊娠への不安や焦りがストレスとなり、妊活に悪影響を与えることもあります。
精神的に妊活ができる状態になったら、まずはかかりつけの病院を受診し、体が完全に回復していることを確認しましょう。