2017.01.17 Tue 更新

小児てんかんって?原因と発作、検査方法は?

てんかんは大脳の病気です。「脳の慢性疾患」とも呼ばれているてんかんは、年代に限らず、大人から子どもまで幅広い年代で起こる病気です。この病気の発症率は100人に1人といわれており、珍しい病気ではありません。 ここでは子どもが発症する「小児てんかん」についてご紹介します。 今回は「小児てんかん」についてご紹介します!

小児てんかんの症状と発作型は?

てんかんの原因は様々ありますが、主に2つに分けられます。
先天的異常や生まれたときの脳の損傷が原因で起こる「症候性てんかん」と、原因が分からない「特発性てんかん」の2つです。小児てんかんのほとんどは、「症候性てんかん」だと言われています。

小児てんかんの原因は?

てんかんは、突然、けいれんや意識障害を起こす病気です。
大脳の神経細胞がなんらかの刺激で発作的に興奮して起こると言われています。
症状が数秒〜数分間続き、左右対称に同じ痙攣が起こるのが特徴です。
小児てんかんの多くは、1~3歳頃までに発症すると言われており、成長とともに自然と治る場合もあります。
ですが、治らない場合もあります。

小児てんかんとは?

脳全体が興奮して起こる発作です。全般発作の種類は以下の通りです。

全般発作

小児てんかんの主な症状は、けいれんや意識障害等があります。
このけいれんや意識障害等の症状は、てんかん発作によって引き起こされます。
小児てんかんの発作は、脳のどの部分の神経が興奮するのかによって現れる症状も異なるので、注意するようにしてくださいね。発作型は以下の通りです。

全般発作で最も多い発作だと言われています。
普通に活動している最中に突然意識がなくなる・動きが止まる・まぶたがけいれんする等の症状が確認されています。

失神発作

強直間代発作

瞬間的に全身もしくは一部の筋肉が収縮します。
意識ははっきりしていますが、手に持っているものを落としたりすることがあります。

ミオクロニー発作

身体が硬直して倒れ、全身が痙攣し、意識を失ってしまいます。
約1~2分で回復するとされています。多くの場合、発作のことを覚えていないことがほとんどです。

欠神発作

5~15歳で多く確認されます。数秒から数十秒程度の短い発作です。
動作が止まり、反応がなくなって発作中に体がピクピクとけいれんします。

点頭発作

生後数ヵ月で発症し、3歳までに多く確認されます。
両手を振り上げたり、ガクンと頭を垂れたりする発作で何度も繰り返します。

脱力発作

乳幼児に多く確認されます。
瞬間的に筋肉の力が抜けたり意識を失ったりするので、怪我をする事が多いです。

部分発作

脳の一部分だけが興奮して起こる発作です。部分発作の種類は以下の通りです。

複雑部分発作

身体の一部分に症状が現れる発作です。意識ははっきりしています。
手足がつっぱったり、まぶたや頬がぴくぴく動く部分的な運動機能の障害、実際にはないものが見える視覚や聴覚の異常、頭痛や吐き気などの自律神経の異常など、様々な症状がみられます。

単純部分発作

脳の側頭葉で発作が起こった場合、意識がはっきりしないまま急に動作を止めてボーっとする意識減損発作や、口をもぐもぐ動かしたり、目的のないような動きをくりかえす自動症という症状が確認されています。2分ほどで治まります。
ですが、発作後に本人はそのときのことを覚えていません。

脳の前頭葉で発作が起こった場合、大声やうめき声をだしたり、激しく動くことがあります。
発作の時間は30秒ほどと短いです。1日のうちに何度も繰り返すことがあります。

小児てんかんの検査方法

小児てんかんの症状が現れたら行われる検査は多くあります。
小児てんかんの検査方法は以下の通りです。

脳波検査

一番重要だと言われている検査です。脳波を測定して異常を発見し、発作型を診断します。
頭に電極をはって、脳の電気信号を抽出します。

画像検査

画像検査のMRI、CT検査を行って、脳の中に脳腫瘍、脳出血、脳梗塞、脳挫傷等がないか調べます。
場合によっては、脳の血流を調べるためにSPECTや脳の代謝機能を測定するためにPETを行うこともあります。

血液検査

けいれんは、血液中のナトリウムやカルシウムが減少すると起こりやすいとされているので、血液検査を行います。
また、薬を長期間服用するため、貧血、肝機能の状態を調べます。

いかがでしたか?
小児てんかんと診断されても、適切な治療を受けていれば、普通の日常生活を送ることができます。
過保護になりすぎる必要はないので、安心してくださいね。
てんかんの正しい知識を身につけておくことが重要ですよ。

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