2017.01.21 Sat 更新

妊活だけじゃない!「葉酸」の美容・貧血予防効果について

妊活中や妊娠中の方は積極的に「葉酸」を摂った方がいいという話を聞いたことがある方も多いかと思います。 しかし、実は葉酸は妊娠に関わるだけの栄養素ではないんです。 今回は美容面での効果や貧血予防など、妊活以外にも女性にとって嬉しい効果がたくさんある葉酸についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

1日の摂取目安

妊活中の女性にとっては妊娠しやすいカラダ作りを、妊娠中の方にとっては胎児の先天異常が発生するリスクを抑えてくれると言われています。
主に細胞分裂やDNAの生成に関わっていて、私たちの体にとって大切な栄養素で、免疫力や血行にも働きかけると言われていて、女性だけでなく、男性にも欠かせない栄養素です。

葉酸の主な働き

ビタミンB群の一種で水溶性のビタミンです。
ほうれん草の葉から発見されたことから「葉酸」と名付けられていますが、葉物の野菜だけでなく、レバー、卵黄など動物性の食品にも多く含まれている成分です。
ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンB12などと一緒に摂ることで、より効果が高まると言われています。

そもそも葉酸って?

私たちのカラダの中では、毎日何兆個とも言われる数の細胞が生まれ変わっています。
その細胞分裂は遺伝子情報を持つDNAの情報をもとに行われるのですが、なんらかの原因によって正しい情報が伝達されずに細胞分裂にミスが生じてしまうことがあります。
この細胞分裂のミスが起こると、ガンになったり胎児に奇形が生じたりすることもあります。

細胞の再生を助ける

葉酸のさまざまな効果について

30〜60代の方は1日240μg〜300μgの摂取が推奨されています。摂取上限量は1400μgです。
妊娠中の方は、通常の場合とは少し違い、1日400μgの摂取が推奨されています。
ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンCと一緒に摂取することで、より効果が高まると言われていますが、過剰摂取による弊害の報告もあるので、1日あたりの摂取量に気をつけるようにしましょう。

美肌効果

ビタミンB12と一緒に働いて赤血球を作り出します。
なので、葉酸が不足すると血を作り出すことができずに貧血になりやすくなるのです。
貧血の解消のためには鉄分を摂取することも多いかと思いますが、それだけでは貧血が解決しないことも多く、葉酸も一緒に摂取することが大切なのです。
食事制限によるダイエットやバランスの悪い食事を続けていると、葉酸も不足しがちなので鉄分と一緒に葉酸も積極的に摂るようにしましょう。

貧血予防、造血

葉酸はタンパク質やDNAの合成に関わっており、細胞分裂が正しく行われるように促してくれます。
細胞分裂の際に生じたミスを修復し、細胞分裂をやり直す時に必要な成分なのです。

腸内環境整えて活発にする働き、粘膜を強化する働きがあり、便秘の改善に効果的です。
お通じが良くなることで体内の老廃物を排出することができるので、肌荒れを予防して肌の状態を整えてくれます。
また、葉酸の細胞再生作用によってターンオーバーが正常化するので美肌へと導いてくれます。

まとめ

食事制限やカロリー制限によるダイエットを続けていると、どうしても基礎代謝が下がり、結果的に痩せにくい体になってしまいます。
しかし、葉酸がきちんと摂取できていると血液量が増えるので、体内で必要な酸素や栄養素を十分に届けることができるので基礎代謝がアップして痩せやすい体になります。

ダイエットサポート効果

いかがだったでしょうか?
妊活・妊娠に欠かせない栄養素と言われる葉酸には、こんなにも嬉しい効果があるのです。
しかし、食事だけで1日の必要量の葉酸を摂取するのは難しいので、厚生労働省もサプリなどを活用して摂取することを勧めています。
うまく活用しながら葉酸を取り入れていきましょう。

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