2017.02.24 Fri 更新

ホルモン剤にはどんな種類があるの?副作用で太るって本当?

ホルモン剤は婦人科系の病気や生理不順の治療のために服用している人が多い内服薬です。 女性ホルモンが配合された薬であるホルモン剤を飲んでいると副作用で太ってしまうなんて聞いたことありませんか? よく耳にすると思いますが、それは本当なのでしょうか? 今回は「ホルモン剤の種類と副作用」についてご紹介します!

ホルモン剤にはいくつか種類があり、種類によって効果も異なります。
ホルモン剤の種類は以下の通りです。

ホルモン剤の種類

「ホルモン剤」とは、体内で分泌される女性ホルモンと同じ働きをする成分を配合した薬です。
女性ホルモンには、卵胞と子宮内膜の成長を促す「エストロゲン(卵胞ホルモン)」、子宮内膜の厚みを維持する「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があり、この2つのうち1つ、もしくは両方を配合して作られています。
経口避妊薬や、婦人科系の疾患の治療薬として使われています。

ホルモン剤って何?

月経不順や月経前症候群(PMS)等の治療に使われる場合

不妊の原因によって使用される薬は変わります。
不妊治療の排卵機能に障害があるようなら「排卵誘発剤」、着床に障害があるようなら「プロゲステロン」を含むホルモン剤を使用します。

不妊治療に使われる場合

月経不順や月経前症候群(PMS)の治療に使われているホルモン剤は「ピル」です。
経口避妊薬として知られている「ピル」には、「エストロゲン」や「プロゲステロン」等の女性ホルモンが含まれており、体内の女性ホルモンを薬によって増やして脳を「妊娠した状態」だと勘違いさせ、体内のホルモン分泌をストップさせます。

更年期障害の治療に使われる場合

更年期障害は加齢とともに起こる自然な現象です。
ですが、更年期障害の症状があまりにもひどい場合には、ホルモン剤を使って症状を改善させることがあります。
更年期障害の治療に使われるホルモン剤には、「経口薬タイプ」「貼付薬タイプ」「塗布薬タイプ」の3種類に分類され、体質や症状によってホルモン剤を選び、処方されます。

子宮筋腫や子宮内膜症等の治療に使われる場合

月経不順の治療と同じように脳に「妊娠した」と勘違いさせてホルモンの分泌をストップさせ、増殖・肥大化を抑え、症状を緩和させる目的で使用します。

乳癌治療等の治療に使われる場合

乳癌の細胞は、エストロゲンに反応して増殖する性質があります。
エストロゲンの分泌を抑えるために、卵巣を摘出する外科的な治療を行うこともあるのですが、卵巣を残すためにホルモン療法を行うことが一般的です。
ホルモン剤でエストロゲンの産生を抑え、エストロゲンが受容体と結合するのを阻害し、癌細胞の増殖を抑えます。

どんな副作用が起こるの?

ホルモン剤は、女性特有の身体の変化やバランスをコントロールします。
そのため、副作用が起こりやすいとされています。
主な副作用は、「吐き気」「嘔吐」「乳房の張りや痛み」「むくみ」「不正出血」「頭痛」「めまい」「眠気や倦怠感」「精神的不安定」等が見られます。
身体がホルモン剤に慣れてくると副作用は治まると言われています。

一番注意したい副作用「血栓症」

一番注意が必要だとされている副作用「血栓症」です。
血栓症が副作用として見られるのは滅多にありません。
ですが、エストロゲンには血液を固まりやすくする働きがあるとされているので、エストロゲンの量が増えると血栓ができて血管をつまらせてしまうことがあります。
ふくらはぎの痛みやむくみ、手足のしびれは血栓症の前兆である可能性があるので、ホルモン剤の服用中にそのような症状が見られたら早めに婦人科を受診するようにしてくださいね。

太るって本当?

脳を「妊娠した状態」だと勘違いさせるため、身体が栄養や水分を蓄えようとしてしまい、一時的に体重が増えてしまうことがあるため、一時的に太ってしまうことがあります。
ホルモン剤の服用を止めたら蓄えた栄養や水分も排出されるので、体重も元に戻るので安心してくださいね。

いかがでしたか?
ホルモン剤の服用中に何か副作用を感じ、症状がひどいようであれば、すぐに医師へ相談するようにしてくださいね。
用法・容量を守り、ホルモン剤を上手に活用するようにしましょう。

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