赤ちゃんが手づかみで食べることは成長する上で大切なことです。
赤ちゃん自身が自分の目で大きさを確かめ、物の硬さや温度、手で握って潰す力などを確かめたり、自分の一口の量を自分の手づかみした分から把握していきます。
手づかみ食べが大切な理由
手づかみ食べは、赤ちゃんが自分が始めることが多いですが、目安としては歯が生えてくる頃になります。
歯が生え始めると、口の中がむずむずするので、歯固め用にビスケットやパンの耳を渡してみると自分から口に運んでくれることも。
赤ちゃんの手づかみ食べは、個人差がありますが、だいたい生後9ヶ月ぐらいからで、離乳食が2回食になった頃からになります。
「手づかみ食べ」と呼ばれていますが、手でつかむのは「自分で食べたい!」という意欲が育ってきた証拠です。
子供の成長を喜びつつ、その意欲を伸ばしてあげたいですよね。
手づかみ食べはいつから始める?
遊び食べしてしまうときはどうすればいい?
手づかみ食べを慣れさせるのはいいけど、毎回毎回周りが散らかり、掃除するのも大変ですよね。
仕方の無いこととわかっていても憂鬱になってしまいますよね。
そんな時は、赤ちゃんが食べる椅子の下に新聞紙やレジャーシートを敷いておきましょう。
散らかしてもシートや紙ごと処理できます。
また、乾湿両用のハンディークリーナーがあると、食べこぼしも一気に吸い取ってしまえるので掃除も楽になりますよ。
手づかみ食べをすると周りが汚れてしまう
大まかな目安として3~4歳頃にスプーンなどが上手く扱えるようになっていれば良い、とおおらかな気持ちで赤ちゃんの食べる意欲を見守っていきましょう。
手づかみ食べでは目と手と口をすべて協調させて動かす必要があり、これは赤ちゃんにとって難しいトレーニングです。
そのため、手づかみ食べを十分にした赤ちゃんはその後のスプーンやさらにはお箸への移行もスムーズになると言われています。
おわりに
遊び食べを始めるとママにとってはイライラする場面も増えますが、赤ちゃんが食べる意欲を持ってきた成長の証しなので、遊んでいても食べようとする素振りがあれば、優しく見守ってあげましょう。
しばらくすると自然と遊び食べをしなくなることもあります。
食べる素振りがなく、いつまでもおもちゃのような扱いをしてる場合は、しっかりと説明をして片づけることも大切ですよ。
生後9~11ヶ月頃は離乳食の進みに個人差が出てくる時期で、自分から積極的に食べようと意欲をみせると同時に「遊び食べ」も始まります。
遊び食べとは、離乳食を床に落としたり、机の上に投げて汚す、手で握って感触を楽しんでいるなど様々です。
食事中にイスから降りて、遊びながら食べることもあります。
特に1歳~1歳半頃の乳幼児に多くみられる行動です。
手づかみ食べを始めるとママは赤ちゃんが気になって隣に座って世話をしてしまいがち。
でも正面で向き合い、ママも一緒に食べることに集中してみましょう。
赤ちゃんにとっては見て学べていいお手本になれるそうですよ。