また、病気治療のためにステロイドや抗菌薬を服用していたりピルを飲んでいたりすると、膣内の環境が変化しやすく膣カンジダを発症することもあります。
ほかにも、糖尿病の人は糖分が多くなりやすいので膣カンジダを発症しやすと言われています。
疲労、ストレス、体力の低価などが原因で、常在菌であるカンジダが異常増殖してしまうことがあります。
風邪をひいたり妊娠していたりすると、免疫力が低下しているので特に注意しましょう。
何で膣カンジダが起こるの?
カンジダ自体は皮膚や腸などあらゆるところに存在する常在菌です。
強い菌ではありませんが、何らかの理由でカンジダが異常増殖することで膣カンジダを引き起こしてしまうことがあるのです。
膣カンジダ(カンジダ膣炎)は、真菌の一種であるカンジダが繁殖することで、膣など性器周辺に炎症を起こします。
膣カンジダって?
膣内だけでなく外陰部に感染している場合には、デリケートゾーンが赤く腫れて強いかゆみを感じます。
帙カンジダは再発率が高く、慢性化すると外陰部が厚くなるなどの症状がみられることもあります。
膣カンジダを発症した場合、まず症状として現れるのがおりものの変化です。
白く濁ってポロポロとしたカッテージチーズのような状態や、ヨーグルトやおかゆのようにどろっとした状態になります。
どんな症状が出るの?
その他には、デリケートゾーンが高温多湿の状態になっているとカンジダが増殖しやすくなるので、膣カンジダを発症しやすくなります。
膣カンジダ以外にも、膣壁の赤みやおりものの変化、外陰部の痒みなどの症状が出ることもあります。
トリコモナス膣炎や細菌性腟炎など、膣カンジダ以外の病気の可能性もありますので、まずは病院を受診して診断を受けるようにしましょう。
膣カンジダは内診でおりものを採取し、顕微鏡検査や培養検査などを行います。
その際にカンジダガ検出されれば、「膣カンジダ」であると診断されます。
検査方法・診断方法は?
治療法は?
膣カンジダの治療を始めると、4〜5日ほどで症状が良くなってきます。
しかし、途中で薬の服用を辞めてしまうと再発してしまう可能瀬もありますので、医師に指示されている期間をしっかり守るようにしましょう。
病院で膣カンジダであると診断された場合には、膣内の洗浄を行いイミゾダール系の抗真菌薬を膣内に挿入します。
外陰部のかゆみなどの症状には、塗り薬などを使用して処置を行うこともあります。
薬の経口投与によって治療を行うこともありますが、妊娠中などには使用することが出来ませんし、他に薬を服用している時には注意が必要です。
治療のためにはまず、発症の原因となっていると考えられる物を取り除く必要があります。
免疫力を向上させ、ステロイドや抗菌薬の服用を中止するなどの処置が取られます。
まとめ
膣カンジダは再発しやすいので、治療開始から約2週間後に再度受診し、おりものの検査などで感知したことを確認するようにしましょう。
また、締め付けない通気性の良い下着を着用したり、デリケートゾーンを清潔に保ったりするなど、症状が悪化・再発しないように心がけておきましょう。
膣カンジダは女性であれば誰でも発症する可能性のある病気です。
また、再発の可能性も高いのでカンジダが増殖しにくい環境を作ってあげることが大切です。
気になる症状が現れた時には、自己判断をせずに早めに病院を受診して検査を受け、適切な処置を行うようにしましょうね。