2017.06.06 Tue 更新

産後に生理痛がひどくなった。気になる原因や対処法についてまとめてみました。

出産すると体質が変わったなんてことはよく耳にしますよね。 中でも生理痛が前より軽くなったと言う声をよく耳にしますが、中には生理痛が酷くなってしまったという方も珍しくはありません。 今回は、「産後の生理痛」についてご紹介します!

出産後、子宮内に残った胎盤は悪露として出てきますが、子宮内に残ることがあります。
この子宮内に胎盤が残った状態を「胎盤遺残」と言います。
産後1ヶ月以上経っても生理以外の出血や鮮血のように真っ赤な塊が出てきた等があれば、早めに婦人科で診察を受けるようにしてくださいね。

胎盤の残留

慣れない育児や足りない睡眠時間等、今までと違う生活を送っていると、ストレスが溜まるものです。
また、産後の身体はダメージを受けて大変デリケートなこともあり、さらにストレスが溜まってしまうものです。
ストレスが溜まると、自律神経が乱れてしまい、生理痛を悪化させる原因になります。

ストレス

一般的に産後の身体は、出産によって子宮口が大きく開くので経血の排出がスムーズになり、生理痛が軽くなると言われています。
ですが、以下に記述するような理由があると、生理痛が悪化してしまうことがあるようです。
産後の生理痛がひどい原因は以下の通りです。

産後の生理痛がひどい原因

本来は子宮の内腔にしかないはずの子宮内膜の組織が、卵巣や卵管など子宮内以外の場所にできる病気が「子宮内膜症」です。
ですが、子宮内膜症になると経血は上手に排出されず、体内に溜まってしまい、強い痛みを伴いながら剥がれ落ちていきます。

子宮内膜症

出産で産道を確保するために骨盤は一度大きく広がり、その後少しずつ元の大きさにゆっくりと戻っていきます。
この元に戻る際に骨盤が歪んでいると、生理のときに分泌されるホルモンの働きで生理痛が悪化してしまう可能性もあると言われています。

骨盤の歪み

骨盤矯正

生理痛がひどいと動くことも出来なくなります。
それでは家事や子育てが一層大変になってしまうので、産後の生理痛がひどいときの対処法をとるようにしてください。
産後の生理痛の対処法は以下の通りです。

産後の生理痛の対処法

骨盤が歪んでいるから生理痛が酷くなったのかもしれません。そんな時は、骨盤を正しい位置に戻してあげましょう。
骨盤ベルトや整骨院で骨盤矯正をする、骨盤体操を実践する等、体に負担のないようにじっくり進めるようにしてくださいね。

食生活の改善

生理痛を止める痛み止めには授乳中でも服用できるものがあります。
授乳中でも飲むことができる痛み止めを産婦人科で医師と相談してから飲むようにしましょう。

痛み止めを飲む

睡眠時間の改善

ストレスによりホルモンバランスが乱れている場合は、食生活で改善しましょう。
女性ホルモンであるエストロゲンを補完する役割を持つ「イソフラボン」は、生理痛を緩和させる効果もあります。
イソフラボンを豊富に含んでいる豆製品を積極的に摂取するようにしましょう。
また、生理中は貧血になりやすいので、鉄分を豊富に含んでいる食べ物を摂取するようにしてくださいね。

生活リズムが乱れるとホルモンバランスも崩れてしまい、生理痛がひどくなってしまうことも…。
旦那さんや家族のサポートを借りて、短時間で大丈夫なので、深い睡眠をとるようにしてください。

血行促進

避妊薬としてのイメージが強いピルですが、ホルモンバランスを整え、生理痛を緩和させる効果があります。
PMSや思い生理痛、生理不順で悩んでいる方は症状を緩和させるために飲んでいる方が多くいます。
ここで注意したいことがひとつ。
ピルの成分は母乳に溶け込んでしまい、赤ちゃんに届いてしまう危険性があるため、授乳をやめてから服用しましょう。
また、副作用のある薬なので、使用前は婦人科の先生に相談してから服用してくださいね。

低容量ピルを服用する

冷え性の方は生理痛が悪化しやすいため、あたたかい飲み物を飲んだり、靴下を履く等の冷え性対策をとるようにしてください。

いかがでしたか?
生理痛は個人差が大きいものですが、生理痛がひどくなると日常生活に支障をきたします。
産後の生理痛が悪化して辛いときは、病院を受診するようにしてくださいね。

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