2017.06.24 Sat 更新

単純ヘルペスって何?キスでうつるって本当?治療法は?

口元に何度もヘルペスが再発して、痛ミを感じて大変・・・という方はいませんか? 単純ヘルペスは口元や性器の皮膚に「単純ヘルペスウイルス」が感染する原因で起こる皮膚の病気です。 人にうつったり再発したりしやすい病気なので、正しい治療や予防法を行うことが大切です。 そこで今回は、単純ヘルペスbの原因や症状、治療法などについてご紹介いたします。

初めは口の周りがムズムズするような不快症状が現れ、その後数日経つと口内炎や水ぶくれなどが出来ます。
水ぶくれが敗れると海が出て固まり、その後かさぶたになって自然に症状は治まります。

口唇ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの「1型(HSV-1)」が感染することで発症します。

口唇ヘルペス

単純ヘルペスは口周りに感染して起こる「口唇ヘルペス」と、性器に感染する「性器ヘルペス」が多く見られますが、それぞれ原因となるウイルスの方や症状が異なります。

単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスに感染することで起こります。
一度感染すると、症状が治まっても完治はしておらずに神経節に長い期間潜伏していて、疲労やストレスが溜まると再発してしまいます。

単純ヘルペスって?どんな症状が出るの?

外陰部に発疹や水ぶくれが出来たり、左右非対称の潰瘍が現れたりします。
水ぶくれが敗れると、強い痛みを感じることやただれたようになることもあります。

性器ヘルペスは、主に単純ヘルペスウイルスの「2型(HSV-2)」が感染することで発症します。
しかし、オーラルセックスなどを通して1型(HSV-1)に感染し発症することもあります。

性器ヘルペス

初めて感染した場合には、リンパ節が腫れて高熱が出るなど、口周り以外に全身症状が現れることもあります。

性器ヘルペスは性交渉によって感染します。
感染してからの潜伏期間が2〜10日程度あるので、感染に気づかない内に他の人に移してしまう可能性もあります。
なので、感染が分かったらパートナーも一緒に治療を受けるようにしましょう。

単純ヘルペスウイルスはとても感染力が強いので注意が必要です。
口唇ヘルペスは、キスなどの直接的な粘膜の接触以外にも、くしゃみなどによる飛沫感染、感染者と同じタオルを使うことなどによっても感染します。

単純ヘルペスの感染経路

初めて感染した場合には、歩行や排尿など日常の動作が困難になるほどの痛みを感じることもありますが、再発の場合には小さな水ぶくれや潰瘍だけで痛みを殆ど感じないこともあるようです。

治療方法は?

アシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬を服用することで治療を行いますが、痛みが強い場合などは対症療法として鎮痛剤も一緒に処方されることがあります。
再発の場合には、比較的症状が軽い事が多いので抗ウイルスの塗り薬で治療を行うこともあります。

また、何度も性器ヘルペスの再発を繰り返すような場合には、再発を抑制するために少量の抗ウイルス薬を継続的に飲み続ける方法をとることもあるようです。
自己判断で薬の服用を中止したり、間違った塗り薬を使ったりすると症状の悪化や再発のリスクを高めることにも繋がりかねませんので、絶対にやめて下さい。

単純ヘルペスウイルスへの感染を防ぐためには、次のようなことに注意しましょう。

予防法は?

家族などが感染している場合には、絶対に患部に触れないようにしてタオルなども共用しないようにしましょう。
特に、水ぶくれが破れて出て来る膿には大量の単純ヘルペスウイルスが含まれていますので、膿が付いた部分はすぐに石鹸で洗うようにして下さい。

性器ヘルペスを予防するためにはコンドームが有効ですので、自分やパートナーに感染の自覚が無くても必ず使用するようにしましょう。
また、パートナーが感染している時には、性交渉を控えるようにしましょう。

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