母乳は、血液に溶けている栄養が乳房の中にある毛細血管へ浸透して作られています。
赤ちゃんに栄養を与えるために、1日に約800~1000カロリーを消費するそうです。
これは1時間以上ジョギングをしないと消費できないカロリー量です。
そんな大量のカロリーを消費するだけでなく、赤ちゃんのために食事内容に気をつけるようになり、体重減少につながりやすくなります。
「母乳育児をしていただけなのに、スルスル体重が落ちた」という方はたくさんいますが、「完全母乳育児でも、なかなか痩せない」という方もいます。
体質や赤ちゃんの母乳を吸う力などの条件も大きく影響しているため、効果に個人差はあります。
なかなか痩せないからと言って焦らず、ゆったりとした気持ちでいましょうね。
母乳育児を積極的に行う
オススメの産後ダイエット5選
個人差はありますが、産後はダイエットに適した時期です。
産後6か月までが痩せやすい時期と言われていますが、産後1ヵ月は疲れた体を癒すことを第一に考えてください。
赤ちゃんのお世話もしないといけないので、無茶はやめましょう。
いつ始めるのか個人差はありますが、体調が安定した産後1ヶ月〜1ヵ月半くらいから開始する人が多いようです。
産後はもっとも痩せやすい時期
ヨガは自宅で簡単にできる運動です。
ただ手軽に始められる分、最初は効果を実感しづらく、焦って止めてしまう方も多くいます。
ヨガはじっくり体を変化させていくエクササイズなので、無理のない範囲で続けましょう。
「産後ヨガ」とは、産後の体調を整え、体を引き締めることを目的としたエクササイズです。
開いた骨盤を引き締め、前かがみで固くなった胸や背中の筋肉を伸ばし、下腹部をシェイプアップすることができます。
親子ヨガという赤ちゃんと一緒に行えるポーズもあり、赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむこともできます。
産後ヨガの教室に通うことで、同じ状況のママたちと話すこともでき、ストレスの解消にもつながりますね。
産後ヨガ
骨盤が正しい位置に戻ると、内蔵も正常な位置で機能し、栄養素の吸収が良くなります。
また、血行が良くなることで基礎代謝も上がり、痩せやすい体になり、スタイルアップしますよ。
骨盤矯正を始めたら1週間で2キロくらい体重が減る人もいますよ。
骨盤矯正
赤ちゃんも一緒に外出できるようになったらスリングやベビーカー等を使って赤ちゃんと一緒にウォーキングをしましょう。
ウォーキングは有酸素運動の代表です。
産後は筋肉が落ち、体力もなくなってしまっているので、ウォーキングは、ダイエットだけでなく体力回復にも効果的です。
外の空気を吸って太陽を浴びて…ゆっくり歩くことで気分もリフレッシュされるので、ストレス解消にもなります。
ウォーキング
産後6~8週の期間を産褥期といいます。
この期間は体が回復しきっていないため、運動をするには早いタイミングです。
産後すぐからできる産褥体操は、産後太りを解消することではなく、体の機能を整えることが目的です。
血行を良くすることで疲労回復を早め、悪露の排泄を促してくれます。
体の状態がどんどん整っていくことで、産後ダイエットを始める基礎だと考えてください。
産褥体操ダイエット
いかがでしたか?
早く痩せたい気持ちも分かりますが、産後の身体は大変デリケートです。
自分の身体に合った無理のない運動や体操をしていきましょう。