2016.09.03 Sat 更新

赤ちゃんがかかりやすい病気。症状と原因、治療法をまとめました

乳児期というのは免疫を持っていないため、病気にかかりやすいです。 ですが、免疫を持っていないために症状が重症になりやすいという特徴があります。 今回は「赤ちゃんがかかりやすい病気」についてご紹介します!

治療法

百日せき菌という細菌に感染することが原因です。家族や集団生活の中で感染することが多いとされています。
生後6ヶ月以下の赤ちゃんがかかりやすく、生後3ヶ月以下の赤ちゃんがかかると重症化しやすくなり、最悪の場合、死亡するという危険性が高い病気です。肺炎等の合併症を起こす危険性もあります。

原因

咳が長期間続く病気です。
百日せきの咳は特徴的で、コンコンと短い咳が長時間にわたり続きます。
咳が続くため息苦しくなり、ヒューという音とともに急に息を吸い込みます。
「気管支がけいれんするような咳」といわれることもあります。
発症から1ヶ月ほどでピークを迎え、そこから少しずつ回復していきます。
3ヶ月ほどになると咳の症状も軽くなります。

百日せき

風邪などを引いた時に、細菌やウィルスが鼻から耳の方へ入ることで、この病気を発症します。
場合によっては、鼓膜が破れ耳から膿が流れ出ることもあります。

原因

耳の鼓膜の奥にある「中耳」という部分に膿が溜まって発症する病気です。
一般的に病気と言われる「発熱」のような症状はあまりみられません。
ですが、耳の痛みから機嫌悪くなったり、寝つきにくい・眠りが浅いといった不眠の症状がみられます。

急性中耳炎

一般的な咳止めは効かないため強い作用のある咳止めを使用します。
ですが、乳幼児には呼吸が止まる危険性が高いため、使用できません。
一番有効だと言われているのは、ワクチン接種です。
生後2ヶ月から百日せきの免疫が含まれる「四種混合ワクチン」を摂取することができます。
このワクチンで、はやいうちから免疫を獲得することが大切です。

多くの赤ちゃんがかかる感染症です。
突然38度から40度の高熱を出します。ですが、咳や鼻水等のいわゆる「風邪の症状」は見られません。
高熱の割に元気な様子がみられ、3~4日ほどで熱は下がります。
その後、胸部・腹部・背中などを中心に体全体に赤い発疹がたくさん出ます。
この発疹はかゆみはなく、2~3日のうちに自然と消えて、痕ものこりません。

突発性発疹

炎症を抑えるために抗生物質を処方されます。
抗生物質の効きが悪かったり、貯まっている膿の量が多い場合は、耳鼻科で切開をして膿を取り出す処置をとることもあります。

治療法

原因

ロタウィルス下痢症

有効な治療法や薬はありません。
赤ちゃんの状態に合わせて治療する対症療法が行われます。
熱が高くても機嫌がよく、母乳やミルクをしっかり飲み、元気な様子であれば、特に治療は必要ないとされています。

原因は、「ヒトへルペスウィルス6型」というウィルスに感染することです。
6か月~1歳半の赤ちゃんが多くかかると言われています。1度かかってしまうと2度とかかることはない病気です。

水のような大量の下痢が続く病気です。便が白っぽくなるので「白色便性下痢」と呼ばれることもあります。
米のとぎ汁のような白っぽい下痢が1日に何度も出ます。症状によっては激しい嘔吐も伴うこともあります。
脱水症状を起こしやすい病気です。

原因

ロタウィルスというウィルスが原因です。経口感染で発症します。
潜伏期間である1~3日が経過すると症状がではじめます。
6ヶ月~2歳くらいまでの乳幼児に多く見られ、かかる頻度も非常に高いです。
冬に起こる下痢症状の8割がこの「ロタウィルス下痢症」といわれています。

いかがでしたか?
普段と様子が違ったり、何か気になることがあれば早めに電話相談や病院へ行くようにしてくださいね!

有効な治療法や薬はありません。
ウィルスを体外に出すことが治療法として最も有効なので、ウィルスを排出しようとしている下痢の症状を止める「下痢止め」は原則処方されません。
水症状にならないために水分補給を怠らないようにしましょう。
嘔吐で飲み物が飲めない場合には、早めに医師に相談し、点滴などの必要な処置をとってもらってください。

治療法

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