妊娠しやすいタイミングは?
生理が始まると低温期に入り、最も体温の下がった時から数日で排卵が起こると言われています。
排卵後からは高温期へと移っていき、次の生理の頃まで続きます。
妊娠すると、次の生理予定日が近づいても低温期に入らず、体温の高い状態が続きます。
基礎体温はそれぞれの生理周期によって異なりますが、体温が低い「低体温期」と、体温が度高くなる「高温期」の二相に分かれるます。
これはホルモンの影響によるもので、低温期と高温期の体温差はおよそ0.3~0.5度くらいだと言われています。
朝、目覚めた直後で一日のうち最も体が安静な状態の時の体温が「基礎体温」です。
寝起きに体を動かさず、寝たままの状態で舌の下側に基礎体温計を当てて計ることで、正しい基礎体温を知ることができます。
毎日基礎体温を計ってグラフに記入していくことで、自分の生理や排卵のリズムを知ることができるようになるのです。
また、妊娠の超初期で検査薬などで結果が出ない時期でも妊娠したことに気付ける場合があります。
基礎体温とは?
そこで、妊娠する確率を上げるためには、排卵の起こるタイミングを予測する必要があります。
このタイミングを簡単に知る方法が「基礎体温」なのです。
排卵された卵子が精子と卵管内で出会うには、どのようなタイミングが大切なのでしょうか?
実は、卵子にも精子にも寿命があります。
卵子の寿命は排卵後約12~36時間程度で、そのなかでも精子と出会い受精することが可能なのはわずか6~8時間程です。
精子の寿命は卵子の寿命よりは少し長く2日~数日と言われています。
もちろんこの卵子や精子の寿命には個人差があります。
しかし、寿命の長さを考えた時場合、精子が卵管で待ち構えている状態で排卵され、卵管内を移動しながら精子と出会うのが最も良いのではないでしょうか?
妊娠の成立とはどういう状態?
検査薬も利用してみる
ストレスや自律神経の乱れなどによって影響を受け易いので、確実とはいえませんが、ある程度の期間基礎体温をつけていると、自分の低温期と高温期のサイクルがわかるようになってきます。
基礎体温は排卵の前後で低温期と高温期が切り替わり、その前後4 〜 5日間は「排卵期」と呼ばれ、もっとも妊娠しやすい時期なのです。
なので、その「排卵期」に精子が卵子を卵管内で待っていられるようにタイミング法を試すと、妊娠する確率はアップするのです。
では、いつが妊娠しやすいの?
この時期に精子が頸管粘液の中を泳いで子宮内にたどり 着き、卵管内で卵子と出会うと受精卵になります。この受精卵が分裂を繰り返しながら卵管を通り抜け子宮内膜に落ち着くことを着床と呼び、「妊娠が成立」したといえます。
排卵が起こると、卵子は卵管采から卵管を通って子宮へと移動していきます。
この時期に子宮頸管では、頸管粘液が分泌されてと卵子が子 宮へと移動しやすい状態を作ります。
先程もお伝えしたように、基礎体温はストレスや自律神経の乱れなどによって影響を受けやすく、必ずしも毎月同じような形で上下するとは限りません。
そこで、基礎体温のグラフを利用しながら、そろそろ排卵が起こる時期かも…と思ったら、排卵検査薬などを利用して正確な時期を確認するのも、一つの手だと思います。
自分の基礎体温をしっかりとつけていくことで、排卵のタイミングを知ることができ、妊娠する可能性を高めることが出来るだけじゃなく、妊娠にいち早く気づくことができ、お母さんと赤ちゃん両方の健康を守るためにも役立てられるのではないでしょうか?
毎日計って記入していくのは面倒くさいと感じる人もいるかもしれませんが、時間のかかるものでもないので、是非続けてみてくださいね。