寝返りは練習させた方がいいの?
病院での6〜7ヶ月の検診で医師が寝返りをするかどうか確認することが多いですが、寝返りできないからといって問題があるわけではありません。
赤ちゃんによっては寝返りよりもお座りやハイハイの方が先だった、ということもあるそうです。
寝返りに限らず、赤ちゃんの成長には個人差があるので、他の赤ちゃんと比べるのは良くありませんが、一般的には生後5〜6ヶ月頃といわれています。
首がしっかりとして勢いよく頭を動かせるようになるため、寝返りしやすくなるみたいです。
赤ちゃんが仰向けの状態から、うつ伏せ状態になることを「寝返り」と言います。
ちなみに、うつ伏せ状態から仰向け状態になることを「寝返り返り」というそうですよ。
赤ちゃんの首がすわる3〜4ヶ月頃くらいから、いつ寝返りをするのか気になっているママも多いでしょう。
赤ちゃんの寝返りはいつから始まるの?
寝返りを始めたら気をつけるべき3つのこと
しかし、無理やり練習させたり、機嫌が悪い時は止めてあげましょうね。
また、体が横向きになっているからといって、首がすわる前から練習させるのは良くありません。
首がすわっていないと体が安定しないため、ケガの元になったり、うつ伏せになった時に頭を持ち上げる力がないと窒息の危険性もあります。
寝返りを始めるときの仕草としては、腰と足をひねり体が横向きになっている、もしくは横向きになりそうな体勢をとります。
もし横向きになって体をひねっているところを見たら、そっと背中を少し押してあげましょう。
一度寝返りの感覚を掴むとすぐにできるようになる赤ちゃんもいるようです。
基本的には練習しなくてもいずれ成長すればどの赤ちゃんもできるようになります。
9ヶ月頃になってやっと寝返りをする赤ちゃんもいるので、焦らずに見守ることが肝心です。
しかし、赤ちゃんとのスキンシップの一環として、寝返りをしたそうな仕草を見せればサポートしてあげても良いかもしれません。
乳幼児突然死症候群に注意
床に布団を敷いて寝かせている家庭であれば良いですが、ベビーベッドや大人のベッドに寝かせている場合、赤ちゃんが寝返りとともに横に転がっていき、落下してしまう危険性があります。
落下を防止するために柵をつけるなどの対策が必要です。
ベッドなどからの落下防止用に柵等を取り付ける
いざ寝返りをしだすようになると、親としては成長に嬉しくなるところですが、赤ちゃんが自由に動きだすと今まで以上に何をするのか不安になり目が離せなくなります。
そこで、赤ちゃんが自由に動いても大丈夫なように事前にできる準備はしておきましょう。
さっきまでは元気だった赤ちゃんが、乳幼児突然死症候群(SIDS)という眠っている間などに突然窒息死してしまう病気があります。様々な要因がありはっきりと解明されていないことも多いのですが、仰向けよりもうつ伏せ時に発症する確率は高いと言われています。
生後2〜6ヶ月頃の赤ちゃんに多い病気ですが、特に寝返りを始めたころが要注意です。
寝返りをしても首がまだ安定していない、寝返り返りができずうつ伏せ状態から戻れない赤ちゃんが、やわらかいフカフカのお布団や、マットやクッションに顔を突っ込み窒息するケースがあります。
布団は若干硬めのものや、周りに顔を覆ってしまうようなぬいぐるみや枕がないか気をつけましょう。
あくまでも個人差の寝返り、長い目で見守りましょう
1度寝返りに成功すると、赤ちゃんは何度でも繰り返しコロコロと転がって移動していきます。
周りに柵などがない場所では、例えばテーブルにぶつかった拍子に上に乗っていたものが落ちてきてケガの元になりかねませんので、落下物になりそうなものを置かないようにしましょう。
食器類などもテーブルの端ではなく、中央に置くように意識すると良いでしょう。
また、床に落ちている小さなものなどは口に入れて飲み込んでしまう可能性もありますので、低い位置にある引き出しや扉などはちゃんと閉まっているか確認しましょうね。
赤ちゃんの周りに落下物を置かない
赤ちゃんの寝返り時期が遅いと、ママは不安に思うかもしれませんが、赤ちゃんは毎日色々な経験をして体も心も成長していきます。
なかなか寝返りをしない赤ちゃんというのは、ただ単にまだ寝返りに興味がないだけかもしれませんよ。
焦って寝返りの練習をさせる必要はありませんので、気長に我が子の成長を見守りましょうね。