母乳育児の場合
赤ちゃんは見ての通り、全身の筋肉や内臓も未発達な状態です。
そして排便をする時には、ある程度の腹筋が必要ですが、まだまだ腹筋が未発達な赤ちゃんはうんちを出したくてもいきめずに、便秘になることがあります。
また、普段母乳をあげているか、ミルクをあげているかでも便秘の原因は変わってきます。
そもそも赤ちゃんの便秘の原因は?
綿棒浣腸が初めてのママは、赤ちゃんが痛そうだけど大丈夫?と不安になる方も多いでしょう。
しかし、綿棒浣腸をためらうよりも、便秘でお腹がパンパンに張っていたり、いきんで顔が真っ赤になって苦しそうにしているよりは、出してスッキリしますし赤ちゃんのためを思えばしてあげた方が良いですよ。
赤ちゃんが便秘になるのは普通のことなので、あまり心配せずに試してみましょう。
初めは少し怖いかもしれませんが、慣れてしまえば簡単ですよ!
赤ちゃんのお尻に綿棒!?それって大丈夫なの?
綿棒浣腸のやり方
粉ミルクは母乳に比べると赤ちゃんの腸内での消化に時間がかかると言われています。
粉ミルクの主な原料は牛の乳で、どうしても母乳と比べると消化吸収が悪くなってしまいます。
また、粉ミルクのメーカーによっても便秘になる、ならないがあるようで、赤ちゃんにとって現在使用している粉ミルクが合っていないという可能性もありますよ。
ミルク育児の場合
完全母乳で育てている場合、ミルク育児よりも便秘になる可能性は低いと言われています。
これは母乳には腸内環境を健康に保つ善玉菌が多いことが理由ですが、完全母乳でも便秘になることはあります。
それは、ママの食事内容が母乳に影響するためで、普段から脂分が多いものを食べていると母乳もドロッとしてきます。
これによって赤ちゃんが母乳を消化しきるのに時間がかかり便秘につながると言われています。
おむつ替えシートなどを下に敷いて、赤ちゃんのおむつを外して仰向け状態にしてあげます。
片手で赤ちゃんの両足首を掴み、膝を曲げるように持ち上げておしりを出します。
肛門が開いて綿棒が入りやすくなります。
用意するのもは、大人用の綿棒、ベビーオイルまたはワセリン、お尻ふき、下に敷いておくシートや新聞紙、これだけです。
まずは、浣腸を行う前に、うんちとガスが溜まって張っているお腹をやさしくマッサージしてほぐしてあげましょう。
綿棒浣腸の準備
綿棒浣腸は、直接赤ちゃんの肛門と腸に刺激を与えて排便を促す行為です。
即効性があり、苦しそうな赤ちゃんの排便を助けてあげられます。
3日以上うんちが出ていない状況で、ミルクをあげた30分後を目安に綿棒浣腸をしてあげましょう。
綿棒にオイルを染み込ませる
準備ができたら綿棒を赤ちゃんの肛門に当てて、徐々に広げるようにクルクルと円を描くように挿入していきます。
オイルを染み込ませた辺りまで、赤ちゃんの様子を見ながら綿棒を回し続けてあげます。
そうすると今まで溜まっていた分のうんちがたくさん出てきますよ。
準備ができたら浣腸
赤ちゃんの状態が整ったら、大人用綿棒に先端の部分から2〜3cm程度をオイルにたっぷり浸します。
赤ちゃん用綿棒ですと、細く固いので、傷つけてしまいかねません。大人用を用意しましょう。
普段使っているベビーオイルでも良いですが、ワセリンや馬油などのべっとりしたオイルの方が肛門を傷つけにくいのでオススメです。
赤ちゃんの便秘にとても効果のある綿棒浣腸ですが、直接肛門を刺激するので力の入れ過ぎには注意しましょう。
時々、綿棒浣腸は癖になる、という方がいるかもしれませんが、そんなことはないので心配しないでくださいね。