悪寒、発熱、咳などの症状には麻黄湯(まおうとう)
風邪の初期症状や、抱っこ疲れで肩や首のスジがこっている場合は、葛根湯がおすすめです。
葛根湯をお湯に溶かして飲み、早めの就寝を心がけましょう。
葛根湯は汗を出して炎症を抑えてくれるもので、熱を下げて体の負担を軽くしてくれます。
寒気、肩や首筋のこり、頭痛などの症状は葛根湯(かっこんとう)
育児中、特に授乳期の赤ちゃんがいるママが風邪を引いてしまうと、母乳の量にも影響がでてしまいます。
薬の成分が母乳を通して赤ちゃんにも流れていってしまうことを心配するママもいるでしょう。
そんな時におすすめの漢方を症状別に紹介します。
風邪をひいた時にオススメの漢方薬
育児ストレス、イライラにオススメの漢方薬
小青竜湯は花粉症の時期に鼻炎薬としてドラッグストアにもおいてあります。
水っぽい透明な鼻水が止まらない時や、軽い気管支炎などにも効果的です。
鼻水が止まらない、白い痰が出る、花粉症の症状には小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
麻黄湯は、咳を伴った風邪の症状に効果的です。
ゾクゾクする寒気、発熱、頭痛、関節痛、そして汗をかいていない場合に試してみましょう。
汗をかいて熱が下がっている場合は飲むのは控えた方が良いでしょう。
気持ちが塞いでる時には半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
抑肝散は、産後うつであったり育児ストレスでイライラしがちなママの気持ちを落ち着かせてくれます。
また、不眠や寝つきの悪さにも効果があり、赤ちゃんの夜泣きにやぐずりにも処方されることもあります。
赤ちゃんも飲める漢方なので安心ですよね。
イライラが抑えられない時は抑肝散(よくかんさん)
人はイライラしたりストレスが高い状態になると交感神経が高ぶり、自律神経のバランスが悪くなってしまいます。
自律神経の乱れは体や心に色々な不調をきたすのです。
体がだるい、疲れが取れない、不眠といった体の不調や、イライラする、無気力、ゆううつな気分になるなどの心の不調まで様々です。
半夏厚朴湯には自律神経を調整し、不安定な心や体の調子を整えてくれる効果のある漢方です。
ストレスが溜まっている、うつ状態になりかけているママにおすすめです。
また、体を温める効果もあるので冷え性の方にも良いですよ。
おわりに
普段の育児疲れで体に力が入らない時や食欲不振に効果がある補中益気湯は、胃腸の働きを助けてくれます。
元気がない時ほどしっかり食べた方が良いですが、産後うつや、ストレスから食欲不振になるママもいるでしょう。
補中益気湯には心身の疲労を軽減してくれるので、継続的に服用することで食欲が戻り、体質改善にもつながりますよ。
食欲不振、体のだるさに補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
いかがでしたか?漢方薬は飲み続けることが大事です。
科学的なお薬と違い、即効性がないものもありますが、ゆっくりと症状を緩和して、体の調子を整えてくれるのが漢方です。
数日飲んで効果がないからと諦めずに長い目で見ていきましょう。