2017.03.14 Tue 更新

母乳外来ってどんなところ?診察内容や費用は?

赤ちゃんが生まれて母乳育児をしてると、様々な悩みが出てきて不安に思うことも多いかと思います。 授乳の仕方、母乳の質や量、おっぱのトラブルなど自分ではどうしていいのかわからずに悩んでいる時には、母乳外来に相談してみましょう。 そこで、今回は母乳外来の受診の仕方や相談できる内容、診察にかかる料金などについてまとめてご紹介いたします。

母乳外来を受診した時には、どのようなことを相談できるのでしょうか?

どんな相談ができるの?

出産した病院に母乳外来がないときや、里帰り出産をしたので出産した病院が遠方である場合でも、近所に母乳外来がないかどうか探してみて下さい。
出産した病院以外でも、問題は無く母乳についての相談を行うことができます。

「母乳外来」はその名の通り母乳のトラブルや悩みについて相談ができたり、助産師によるおっぱいのケアを受けることが出来ます。
産婦人科や助産院に併設されている事が多く、出産後に母乳育児を始めるママや、子どもの成長に合わせて卒乳・断乳を考えているママをサポートすることを目的としています。

そもそも母乳外来って何?

おっぱいトラブル

母乳を飲んでくれない、乳首を噛む、量が足りているのか不安など、母乳育児に関する悩みについて相談することが出来ます。
赤ちゃんの体重が順調に増えていないように感じると、母乳が足りていないんじゃないかと不安になりますよね。
そんな時にも母乳外来で相談してみましょう。
授乳時間が長い・短いといった相談もできます。

母乳育児について

母乳の出が悪いときや、逆に母乳が出すぎてしまうときに相談する事が出来ます。
おっぱいをマッサージして出やすくしたり、セルフケアについても教えてくれたりします。
また、母乳の質についても調べてもらうことが出来る場合もありますので、まずは現状を確認して話を聞いてみるのがオススメです。

母乳について

おっぱいの量や授乳方法、おっぱいトラブル以外にも卒乳や断乳を考えているときにも相談に乗ってもらえます。
ママも赤ちゃんも無理がないようにおっぱいを卒業できるよう、やめるタイミングやその方法について教えてくれます。
また、産休明けの仕事復帰や治療で投薬を受けるためにミルクに移行したいときにも、母乳外来で相談するのがオススメです。

卒乳・断乳

・乳腺の詰まり
・乳房に痛みを感じる
・乳首に痛みを感じる
・乳房に凝りがある
・乳首の裂傷
・乳首の陥没

母乳育児を行っていると、おっぱいのトラブルに悩まされる方も多くいるようです。
おっぱいのトラブルは「うつ乳」や「乳腺炎」につながりやすく、痛みを感じたり発熱につながったりする可能性もありますので、早めに対処しましょう。
次の様な時には母乳外来に相談するのがオススメです。

どのくらいの費用がかかるの?

おっぱいトラブルについて相談して、乳腺炎などの病気がわかった時には治療が必要ですが、その場合には産婦人科や乳腺外科で行われます。
この治療には保険が適用されます。

母乳外来は基本的に、病気を治療するための場所ではなくおっぱいトラブルや母乳育児の相談に乗ってくれる場所なので、保険が適用されません。
全額自己負担になることがほとんどで、病院によっても変わりますが初診量が5000円前後、最新の場合は3000円前後という事が多いようです。
おっぱいマッサージを受ける場合には別途費用がかかることもあるようですので、事前に確認しておくと安心です。

母乳外来を受診する時は?

また、母乳外来の受診料は税金の還付申告で「医療費」として認められる場合と認められれない場合があります。
税務署によっても違うようなので、還付申告を行う際に保管しておいた母乳外来の領収書を提出して問い合わせを行いましょう。

実際に母乳外来に掛かる時には次のようなポイントに気をつけましょう。

予約

授乳指導を行う場合には赤ちゃんも一緒に来るように指示されることがあります。
しかし、病院によっては赤ちゃん同伴で受診することが出来ない場合もあります。
誰かに預けたり、受診中に赤ちゃんを見てくれる人と一緒に行ったりするなど病院によって対処も変わってきますので、予約の際に確認しておくと安心です。

赤ちゃんは連れて行く?

母乳外来の診察は事前予約が必要なことがほとんどです。
予約していない場合には、診察を受けることが出来なかったり長時間またさあれたりすることも考えられ舞うので、必ず受診可能な日を確認した後に事前に予約しておきましょう。
突然おっぱいがガチガチに固くなって発熱しているなど、緊急の場合にはすぐに診察をうけることが出来るかどうか電話などで確認してみるといいでしょう。
その際、産婦人科での受診をすすめられることもありますが、その時には指示に従うようにしましょう。

病院についてからも、受付・問診票の記入・カルテの作製など受診前に時間がかかることがあります。
赤ちゃんを一緒に連れている時には、病院についてから赤ちゃんの様子によって授乳やオムツ替えなどに時間がかかる可能性もあります。
なので、できるだけ時間に余裕を持って母乳外来へ向かうようにしましょう。

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