新生児にはほくろはほとんどないと言われています。
個人差があり、早い子だと生後3〜4ヶ月頃に現れ始めると言われていますが、一般的には生後6ヶ月以降に出来始めると言われています。
できるほくろの大きさや出来る場所は決まっておらず、小さな黒い点としてできたほくろは赤ちゃんの身体が大きくなるに連れて少しずつ大きくなっていきます。
赤ちゃんのほくろっていつ頃から出来るの?
母斑細胞は紫外線、生活習慣の乱れ、ストレス、ホルモンバランスの変化などで増殖していくと言われています。
ほくろは黒い色素であるメラニンをもつ母斑細胞と呼ばれる細胞の集まりで、医学的には「色素性母斑(しきそせいぼはん)」、「母斑細胞性母斑(ぼはんさいぼうぼはんせいぼはん)」と呼ばれています。
母斑細胞が増殖することで褐色や黒色の斑点として皮膚鏡面にほくろが現れ、直径5mm以下のものがほとんどです。
そもそもほくろって何なの?
・ほくろが急激に大きくなってきた
・いびつな形をしている
・膨らんでいる
・ほくろの色にムラがある
・出血がある
・境目がはっきりしない
・濃い部分が目立つ
それ以外に注意した方がいいほくろの特徴は次のとおりです。
赤ちゃんにできるほくろの殆どは良性のものなので心配はいりません。
しかし、先程お話した「先天性色素性母斑」で直径5cm以上のものは、大きくなった時に悪性化してメラノーマ(悪性黒色腫)が発生する可能性があります。
注意が必要なほくろって?
生まれたときから身体にほくろのようなものがある子もいますが、これはほくろとは違い「先天性色素性母斑」と呼ばれています。
ほくろが出来る原因のほとんどが紫外線によるもので、紫外線を浴びると、メラノサイトが活発になりほくろが現れます。
なので、できるだけ紫外線を浴びないようにしたり、適切なUVケアをしてあげることでほくろを予防することが出来ます。
ほくろの予防方法って?
大きさ・色・形に注目して確認し、1つでも当てはまる場合には早めに皮膚科や小児科などの医師に相談してください。
赤ちゃんのうちだけでなく、大きくなってからほくろが出来ることもありますので、予防するためにも赤ちゃんのうちからのケアが必要です。
防止・ベビーカーの日除け・日焼け止めなどをうまく活用しながら予防してあげてくださいね。
ほくろを除去するにはレーザーマスや電気メスで焼き切ったり、メスで切り取ったりして取り除きます。
傷跡が残らないか心配になりますが、赤ちゃんの皮膚は再生能力が強くほとんど残ることもありません。
でも、ほくろがあったとしても身体に悪影響を与えるものではないので、神経質になりすぎずにしばらく様子を見て、子どもが自分で気にするようなら除去を考えるというのでもいいのではないでしょうか?
先程紹介した注意が必要なほくろの場合には、医師の判断で早めに除去してしまうことがほとんどです。
しかし、それ以外の良性のほくろでも顔の目立つ位置になる、子どもが嫌な思いをするかもしれないなどの理由で除去することは可能です。