赤ちゃんの視力はいつから見えるようになるのか
ただ色は黒・白・グレーのみで物の輪郭を認識するほどではなく、両目の焦点を定める能力も備わっていないことから、目的もなく眼球を動かしている事がほとんどです。
徐々に1点を見つめる固視を始めて、両親の髪の毛の生え際あたりを、注目することが多くなります。
これは黒を認識しやすい為だと言われています。
新生児は目が見えていないといいますが、全く見えていない訳ではありません。
視力でいうと、0.01〜0.02ほどで、眩しいや暗いといった認識はすることができます。
赤ちゃんの目が見える時期について
生後3〜5ヶ月の頃は、視力0.04〜0.08で少し上がっていて、両親が笑っているかどうかを判別できるようにまでなっています。
この頃からハッキリと、追視が始まります。
生後3・4・5ヶ月頃の視力
生後1・2ヶ月頃の視力は0.01〜0.02くらいで、20cm〜50cmくらいのものをじっと見つめるようになります。
ですので、この時期は、顔を近づけたりして、なるべく両親の顔をしっかりと見せてあげましょう。
生後2ヶ月頃になってくると、徐々に物や色を認識出来るようになってきます。
生後1・2ヶ月の視力
視力は成長するごとに色んなものを認識できるようになります。
先述したように明暗は認識できますが、何かをハッキリと認識するという点では、生後3〜4ヶ月頃が目安になってきます。
では以下に月齢別の変化をまとめてみましたので、ご覧ください。
生後6ヶ月頃の視力は、0.1ほどまで上がっています。
奥行きや距離感もだいぶ掴めるようになっています。
これまでは声や気配、においで判断していた周りの人達も、顔をちゃんと覚えて区別をつけられるようになってきています。
区別がつくようになってくると、人見知りもはじまります。
また視力が上がってくると、色んな物が見えてきますので、興味の範囲も広がります。
生後6ヶ月頃の視力
色に関しては、黒は認識していますが、赤も認識しだします。
それから他の色も認識出来るようになってきます。
ハッキリとしたおもちゃの色は認識しやすいので、赤ちゃんが反応しやすいおもちゃで沢山遊んであげましょう。
生後3ヶ月頃は、両目を連動させて焦点を定めることができるようになりますので、人間の形がぼんやりと見えるようになっています。
その後、奥行きが少しずつ分かるようになり、目と手が連動して発達するようになります。
1歳頃の視力
視力の発達で、気をつけること
1歳を越えると急速に視力は発達し、3歳頃にかけて視力が1.0まで上がります。
脳への刺激は視力の発達に影響を与えますので、沢山刺激を与えて興味あるものに触れさせてあげましょう。
1歳頃の視力は0.2〜0.25程です。
床に落ちている細かいものなども見えるようになってきます。
上下左右や奥行きなど、空間を立体で把握することも出来るようになり、行動の幅も広がります。
赤ちゃんの視力は3歳頃まで発達を続けます。
それから6〜7歳くらいで安定すると言われていますが、その成長過程の中で赤ちゃんにスマホやDVDを長時間見せたり、暗闇の中でTVを見せたりすることは、やめてください。
成長過程の中で眼球の周りの筋肉を酷使すると、視力の低下に繋がりますので気をつけましょう。