2017.05.14 Sun 更新

子供の成長痛について。泣くほど痛がる時はどうしたらいいの?

子どもが夜になると急激に膝などを痛がり、泣いてなかなか寝付けないといったようなことはありませんか? 昨日はすごく痛がっていたのに、次の日には何もなかったような顔で元気に遊びまわっていて、あれは何だったの?と思ったらまた1か月後くらいに痛がるというようなことがあればそれは成長痛であるかもしれません。

対処法は?

成長痛はリラックスしているタイミングで起こるため、夕方から夜に症状が出ます。
全身のどこでも成長痛は起こりますが、基本的に膝や手首などの関節、太ももやふくらはぎ、足の付け根などに痛みが出ることが多いです。

成長痛の症状は?

だいたい3歳から5歳くらいの間に、夕方から夜に膝などが痛み出すものであり、夜には痛がっていても朝になると何もなかったかのように、ケロっとしているような、検査をしても原因がわからない痛みを成長痛と呼んでいます。
成長痛と言っても、特に骨などに影響があるわけではありません。まだ筋肉や骨、関節などが未完成な状態で活発に動き回ることで疲れがたまりそれが痛みの原因になっていると考えられています。

成長痛とは?

また、食生活の改善も成長痛の予防になります。高カロリーで栄養価の低いものばかり食べていると、肥満体型を招き、さらに膝などに負担がかかるようになってしまいます。
栄養を補うためにはサプリメントを用いることも効果的です。食事から摂ることの難しい栄養素はサプリメントを摂るようにしましょう。
子どもが飲みやすい味付きのタブレットなども販売されているので是非お試しください。

成長痛を予防するには、運動前後のストレッチも効果的です。
急に激しい運動を始めてしまうと体に大きな負担がかかるため、ストレッチをして筋肉をほぐしてから運動を開始し、そして終わった後はクールダウンするためにゆっくりともう1度ストレッチをしましょう。

成長痛の改善方法は?

本人は相当な痛みを感じているので成長痛だから心配ないと、訴えを聞いてあげないと子どもにとってストレスに感じることもあります。
また、痛みが続いたりするようであれば成長痛以外の症状であることも考えられるので、専門家の受診をお勧めします。

成長痛はほとんどの場合が上にあげたような、疲れからくるので特に心配せず放っておいても構いませんが、泣いて痛がるようであれば、湿布を貼ってあげたりアイシングをしてあげたり、痛む場所を筋肉をほぐすようにマッサージをしてあげると痛みが和らぎ、落ち着いて眠りについてくれるでしょう。

成長痛以外の病気の可能性

成長痛の中には精神的な不安やストレスが原因で起こる場合もあります。
まだ、小さいのに痛みを訴えるようであれば、入園などを経験し、新しい環境や人間関係などのストレスで心が疲れきってしまって痛みが出る場合もあります。
また、子供によってはかまってもらいたいという理由で成長痛を訴えてくる子もいます。

成長痛は精神的ストレスでも起こる?

成長痛に似た症状が出る病気も存在します。
病気のひとつに「オスグット病」というものがあります。
成長痛によく似た症状ですが、激しい痛みとともにボコッとした腫れができることが特徴です。

また、オスグット病は将来的に後遺症が残ることがあります。
痛みが再発するようになったり、正座ができなくなったりすることもありますので1日中痛がっていたり、歩き方がおかしかったり、足が曲がっていたり、だんだん痛みが強くなっている様子であれば一度専門家の受診をした方がいいでしょう。

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