2017.05.16 Tue 更新

新生児から1歳までの赤ちゃんの身長・体重はどう変化する?時期ごとの成長の特徴についてまとめました

赤ちゃんは1日1日で私達が思っている以上に成長します。 気づいたら首がすわっていたりお座りができるようになっていたり…。 めまぐるしい程にすくすくと成長する赤ちゃんからは目が離せませんね。 今回は、「新生児から1歳までの時期ごとの成長の特徴」についてご紹介します!

生後1ヶ月

生後0ヶ月の赤ちゃんを「新生児」と呼ばれます。
男女差や個人差がありますが、新生児の赤ちゃんは大体身長44~57cm、体重は2.1~5.2kgです。
生まれて5日目くらいまでは、「生理的体重減少」と呼ばれる、母乳やミルクを飲む量よりもうんちや汗で排出するものが多いため、体重は3~10%減少する自然現象によって体重が現象します。
ですが、その後、元の体重に戻っていき、体重が増加します。
体重が減少してしまうので重大に捉えてしまいがちですが、1ヶ月後に体重が700~1000g増えていれば、母乳やミルクが足りているという証拠なので、安心してくださいね。

生後0ヶ月

新生児から1歳までの赤ちゃんの身長と体重は、実際にどんな風に変化するのでしょう?
新生児から1歳までの時期ごとの成長の特徴は以下の通りです。

新生児から1歳までの時期ごとの成長の特徴

男女差や個人差がありますが、生後3ヶ月の赤ちゃんは大体身長56~66.1cm、体重は4.8~8kgです。
頬や腕、足にも皮下脂肪がついて、ふっくらとした体型になり、体重の増加がゆるやかになります。
モロー反射等の「原始反射」が少しずつ消えたり、首がすわりはじめます。
この時期は、たくさんのことに反応する時期であるので、たくさん話しかけてあげてくださいね。

生後3ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後2ヶ月の赤ちゃんは大体身長53.3~63.2cm、体重は4.1~7kgです。
1日25g、1ヶ月で1kg前後のペースで成長しているようであれば問題はありませんよ。
ぽっちゃりと丸い体型になり、手首や足首のくびれに大きなシワが目立つようになります。
手足が発達しはじめるので、手を開いたりおもちゃを握ったり、指しゃぶり等をするようになります。

生後2ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後1ヶ月の赤ちゃんは大体身長50~59.6cm、体重は3.4~6kgです。
生後2ヶ月にかけて1日30gほどのペースで体重が増えていきます。
身体には皮下脂肪がつきはじめ、ふっくらとして肉づきがよくなります。
首はすわっていませんが、手足を伸ばしたり、手を開いたりするようになったり、手足をバタバタと動かすことができるようになります。

男女差や個人差がありますが、生後5ヶ月の赤ちゃんは大体身長44~57cm、体重は5.7~9.2kgです。
ぽっちゃりしていますが、なかなか体重が増加しないようです。
体重が増えないのは、寝返り等で赤ちゃんの運動量が増加したことや、ミルクや授乳の回数が減ったことが原因だとされています。赤ちゃんの機嫌がよく、排便回数も十分であれば、特に心配する必要はありませんよ。

生後5ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後4ヶ月の赤ちゃんは大体身長58.2~68.5cm、体重5.3~8.7kgです。
体つきがしっかりしてきます。運動機能が発達してくるので、手足の動きが力強くなり、筋肉もついてきます。
首はしっかりとすわっているので、縦抱きも安定します。そのため、外出が楽になります。
また、消化機能が発達し、よだれの量が増えるのもこの時期です。

生後4ヶ月

生後6ヶ月

生後7ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後6ヶ月は大体身長44~57cm、体重は5.7~9.2kgです。
寝返りも上手になり、支えてあげると少しの間ならお座りができるようになります。
この時期は、体型や男女差によって赤ちゃんそれぞれの個性が際立っていく時期でもあります。

生後8ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後7ヶ月は大体身長63.1~73.6cm、体重は6.3~9.8kgです。
ほっそりしている子もいれば、ぽっちゃりしている子もいて、生後6ヵ月のころに比べ、赤ちゃんの体格差がさらに出てきます。
うつぶせでお腹をひきずりながら、足で床を蹴り移動する「ずりばい」ができるようになります。
早い子ではつかまり立ちをする赤ちゃんもいるようです。

男女差や個人差がありますが、生後8ヶ月は大体身長64.4~75.0cm、体重は6.3~10kgです。
身体のサイズが大きめだったり小さめだったり、ぽっちゃりしていたり華奢だったり等の体型の個人差が目立ってきます。
お座りが安定して両手を使えるようになり、早い子では、つかまり立ちや伝い歩きができるようになります。
運動量が格段に増え、行動範囲が広がっていきます。

生後9ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後10ヶ月は大体身長66.5~77.4cm、体重は6.8~10.5kgです。
この時期の赤ちゃんは、つかまり立ち、伝い歩き等の運動面の発達や、後追い等の情緒面の発達が目立ちます。
言葉の意味を理解しはじめ、「ママ」「パパ」など単語を記憶し、言葉を発するので、反応するようにしてくださいね。

生後10ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後9ヶ月は大体身長65.5~76.2cm、体重は6.7~10.3kgです。
周囲への関心が高まって「喃語」が増えていきます。
精神面での発達が目立つ時期なので、赤ちゃんとコミュニケーションをとるときは、返事や相づちをうつようにしましょう。

男女差や個人差がありますが、生後11ヶ月は大体身長67.4~78.5cm、体重は7.02〜10.82kgです。
この時期の赤ちゃんは、動き回ることで足腰が強くなります。
また、指先に力がこめられるようになり、マグカップを自分で持って飲むことができるようになります。
言葉の理解が進んでいくので、「ちょうだい」と言うと手に持っているものを渡してくれる等、意思疎通ができるようになります。

生後11ヶ月

生後12ヶ月

男女差や個人差がありますが、生後12ヶ月は大体身長68.3~79.6ccm、体重は7.16~11.04kgです。
満1歳になりました。1歳になると、身長は生まれたときの1.5倍、体重は3倍ほどにまで成長しています。
1人で立って歩く赤ちゃんもいれば、まだ話すことのできない赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの成長は人それぞれ。個人差の大きいものですので、比べたりしないようにしてくださいね。

いかがでしたか?
赤ちゃんの成長には、大人と同様に個人差があります。
赤ちゃんが笑顔で健康に毎日を過ごせているようであれば、基本的に問題はありませんよ。
どうしても気になる場合は、乳児検診やかかりつけ医に相談するようにしてくださいね。

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