2017.09.07 Thu 更新

妊娠中って生卵を食べてはいけないの!?その影響と注意点

普段何気なく食べていたようなものでも、妊娠中は食中毒のリスクなどを避けるために食べるのを控えるように言われることがあります。 生魚や生肉以外にも、生卵も控えたほうが良いと言われていますが、なぜなのでしょうか? 妊娠中に生卵を食べた時のリスクや影響、注意点などから生卵を食べないほうが良い理由をご紹介いたします。

食中毒による子宮収縮などで赤ちゃんにもしものことがあると、悔やんでも悔やみきれないですよね?
だからこそ、妊娠中にはそれらのリスクを減らすためにも、食中毒になる彼末位をできるだけ減らしておいたほうが良いのです。

卵は出荷する前に洗浄されていることが多いので、すべての卵というわけではありませんが、生卵の殻には「サルモネラ菌」が付着している可能性があります。
サルモネラ菌による食中毒になると、食事が取れなくなったり脱水の危険性があったりするだけでなく、子宮を収縮させる症状が出てしまうこともあります。

妊娠中には生卵を食べるのを控えるように言われますが、絶対に食べてはいけないというわけではありません。
しかし、生卵を食べることによって食中毒になってしまう危険性が高くなるので、できるだけ控えたほうが良いと言われているのです。

絶対NGというわけではない

海外ではあまり卵を生で食べる習慣はありませんが、日本では多く目にします。
卵かけご飯や納豆に混ぜたり、すき焼きに付けて食べたり、温泉卵や半熟のオムレツなどもあります。
しかし、妊娠中は生卵を食べるのを控えたほうが良いと言われています。
そこで、ここではその理由を見ていきましょう。

妊娠中に生卵を食べてはいけないの?

症状の程度は個人差がありますが、次のような症状が出ます。
自覚症状としてはあまり強く感じませんが、子宮収縮の症状が出ることで、流産してしまう可能性を高めることになります。
生卵を食べたからと言って必ず流産するわけではありまえんが、できるだけ避けたいですよね。

・悪心
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・発熱
・子宮収縮

症状

サルモネラ食中毒

サルモネラ食中毒の症状が出た場合には、すぐに病院を受診して生卵を食べたことを伝えてください。
その際、食事をした時間や内容、自分が感じている症状、妊娠していることなども合わせて伝えるようにしましょう。

対処法

サルモネラ菌の潜伏期間は4〜48時間です。
人によって症状が現れる時間は違いますので、なにか異変を感じたら早めに病院を受診してください。

潜伏期間

卵を使う時の注意点

まず、保管は必ず冷蔵庫で行いましょう。
長持ちさせるためには、卵の丸い方を上にして置いておくと良いそうです。
調理に使う前には、卵の表面にヒビが入っていないか確認して、ヒビが入っていたり割れていたりする場合には食べないようにしましょう。

卵を火を通して食べる時でも、取扱には注意しておく必要があります。

加熱は70度以上で1分以上行うようにしましょう。

サルモネラ菌は卵の殻に付いています。
冷蔵庫にしまったり出したりする時や調理のときに卵の殻を触った後には、他の食材に触る前にしっかりと手洗いをするようにしてください。

まとめ

もし赤ちゃんに何かあった時には、深く後悔することになります。
食べたい物を我慢するのは辛いかもしれませんが、妊娠中の一時期のことです。
うまく付き合っていきながら、健康的に過ごすことで、赤ちゃんが元気に成長していくことにもつながりますよ。

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