別名「妊娠超初期症状」と呼ばれることもあります。この「妊娠初期」とはいつからなのかと言いますと、前回生理開始日から32日間を指します。
妊娠周期で数えると、0〜4週にあたります。妊娠周期は最後に生理がきた初日を0週0日と数えます。
ですので症状が現れ始めた頃は妊娠3〜5週頃という訳なんですね。
いつからが妊娠初期症状なの?
症状が現れる理由は、受精卵が子宮内膜に着床した後に分泌され始める「hCGホルモン」が大きく関係しています。
着床が成立すると「プロゲステロン」と「エストロゲン」という2つの女性ホルモンの分泌量が増加します。
その結果、体の変化を引き起こすんです。受精卵が着床すると、約10ヶ月間、赤ちゃんをしっかりと安全に育てる為に体が変化していきます。
なぜ妊娠初期症状は現れる?
妊娠初期症状が現れる時期は、個人差があります。
早い人だと生理予定日の1週間前くらいから現れる人もいます。
症状は、生理開始予定日の14日前くらいの時期に排卵が起こり、この時に受精すると受精卵になり、1週間ほど時間をかけ着床します。
無事に着床すれば、妊娠が成立します。
妊娠が成立すると、初期症状が現れはじめます。
妊娠初期症状はいつから現れる?
微量の出血
では妊娠初期症状で現れる特徴についてみていきましょう。
妊娠初期症状で現れる特徴
吐き気
これは生理前によくありますよね。生理前と間違えがちで紛らわしいのですが、ポイントは胸の張る時期と張り方が今までと違います。
生理前の胸の張り方であれば、生理開始前2週間頃から現れます。ただ生理開始予定日を過ぎれば、だんだんとおさまってきます。
しかし、予定日を過ぎてもまだ張っていたり、痛かったりする場合は初期症状かもしれません。
胸が張る
生理予定日より少し前に、微量に出血をすることがあります。
これは「着床出血」と呼ばれるもので、受精した卵子が子宮壁に着床する時期に起こる出血です。
出血といっても、色は茶色っぽいものからピンクなど、通常の「血」の印象とは少し違うかもしれません。
この出血は長くても3日くらいで止まります。また量も生理より少ないことが一般的です。
1番分かりやすい症状がこれかもしれません。性交1週間くらい経ってから、何も食べていないのに吐き気がして気持ちが悪い、吐き気がするという感じであれば、初期症状の可能性が高いです。
早い人だと妊娠4週目から現れ始めます。もちろんこれは「つわり」の一種です。
「つわり」でも症状は人それぞれで、匂いで気持ち悪くなったり、よだれで吐き気がしたりなど色んな種類があります。
いかがだったでしょうか。
妊娠初期症状の現れ方は人それぞれです。
風邪や生理前の症状と似ていて判断がつかない場合もあります。もしかして妊娠したかもと思う場合は、早めに産婦人科を受診することをオススメします。
妊娠が成立すると、「プロゲステロン」の分泌量が増えて血管が広がります。その結果、「偏頭痛」に繋がりやすくなります。痛み方には個人差がありますが、ひどい頭痛を引き起こす場合もありますので、頭痛がしたら安静にしておきましょう。
注意してほしいのが、頭痛がした場合に頭痛薬を飲むのは注意してください。胎児への影響も考えると、なるべく控えた方が良いでしょう。