乏精子症・・・精液中の精子の数が、極端に少ない状態です。
無精子症・・・精液中の精子が存在しない状態です。
精子無力症・・精子の運動率が悪い(元気がない)状態です。
精子死滅症・・精子に受精能力がない、もしくは死んでいる状態です。
精子過剰症・・精子の数が多すぎて、精子同士が固まったりくっついたりしてしまっている状態です。
成人してからおたふく風邪になった時に、精巣の腫れや睾丸の炎症を引き起こしてしまうと、精巣内の精子が死滅してしまい、不妊となることがあるようです。
他にも、薬の副作用が、精子に影響を及ぼす場合もあるようです。
妊活中の治療は、医師と相談しながら進めていきましょう。
他の病気によるもの
喫煙や大量の飲酒によるもの
精子は、女性の卵子と同様に、加齢によって劣化していきます。
しかし、男性は女性に比べるとかなり遅く、60歳を過ぎた頃から、劣化のスピードが加速していき、受精率が減ることが分かっています。
どちらにせよ、この加齢による劣化は、自然なことなので問題ないのですが、それ以外の要因で、精子の質を下げている場合もあるのです。
精子に問題がある(無精子症・乏精子症)
男性は、脂っこいものが味の濃いものを好む人が多く、知らず知らずに添加物たっぷりの食事に偏ってしまっていることがあります。
しかしその添加物たっぷりのジャンクフードなどを好む20代男性の9割が、奇形精子を保有していることがある研究で分かっています。
人体のもけして良くない添加物の摂取はできるだけ避けるべきでしょう。
添加物の多い食生活によるもの
どちらも、体に悪いことは有名ですが、生殖機能にも悪い影響を与えることが分かっています。たばこに含まれる活性酸素の影響で、男性の精子の質が低下してしまいます。
アルコールを分解する過程で発生するアセトアルデヒドという成分は、非常に強い毒性をもっています。これが、精巣にも悪影響を及ぼし、生殖能力を低下させます。
最近は、ロードバイクの競技にハマる男性が増えていますが、これが生殖機能にはあまり良くないそうです。
自転車に長時間乗ると、前立腺の炎症を起こし、精子の数を減らしてしまうそうです。
他にも発起不全につながる可能性もあるそうです。
スポーツの影響によるもの
ストレスは、体の健康のバランスを崩します。
ストレスが、男性ホルモンの分泌量を低下させ、精力の減退や勃起不全などの生殖機能に悪い影響を及ぼすことがわかっています。
他にもストレスが多い男性は、食事も適当になり、睡眠時間も短いなどの不規則な生活習慣になりがちで、これも原因の一つとなると考えられます。
ストレスによるもの
精巣に問題がある(精索静脈瘤)
ED(勃起不全)を起こす原因は、なんらかのストレスによる心因性のものか、生活習慣病にかかるとリスクが高まることが分かっています。
射精障害は、射精がうまくできない症状で、早漏・遅漏や、膣内に射精できないといった状態など様々あります。
男性不妊の治療の最も重要なことは、まず本人が意欲的になることだと思います。
性機能に障害がある(ED、射精障害)
精索静脈瘤とは、精巣に血液が逆流して静脈が膨らみ、精巣内の温度を上げたり、酸素不足を引き起こしてしまう病気です。
乏精子症、精子無力症などの35%は、これが原因と言われています。
男性は、「まさか、俺に原因があるわけない」と、思いがちです。
さらに、男性の精液検査は気軽に行えるものでもないので、気持ちが億劫になりがちです。
女性の方から、一緒に行こうと促してあげるなどのサポートをしてあげると良いでしょう。
可愛い赤ちゃんに出会うための最初の一歩ですから、夫婦二人協力し合って、前進していけると良いですね。