2016.09.06 Tue 更新

赤ちゃんの下痢の原因は?気をつけたい症状についてまとめました

赤ちゃんは下痢になりやすいという特徴があります。 これは、赤ちゃんの消化器官がまだ未発達であり、整腸作用も整っていないからだと言われています。 どんな症状があったら病院に行くべきなのかと気になりますよね。 今回は「赤ちゃんの下痢」についてご紹介します!

食物アレルギーが原因

食物繊維や糖分が多い食べ物や、乳製品の摂り過ぎ、冷たいものの摂り過ぎが原因で下痢になることがあります。

食べ物が原因

赤ちゃんが下痢をする原因は、「食べ物」「感染性のウイルスや細菌」「食物アレルギー」の3つだと言われています。
どれも、水分を多く含んだ液状の便(水様便)が特徴的です。
月齢が低い赤ちゃんの場合は、腸が未発達のため、消化不良で便が柔らかいので、下痢というより「軟便」であることがほとんどだと言われています。
赤ちゃんが下痢になる原因は以下の通りです。

赤ちゃんが下痢をする原因

気をつけていたい症状

風邪や感染症による胃腸炎、ウイルス性の胃腸炎は、下痢を引き起こしてしまいます。
感染症やウイルスの場合、嘔吐や熱を伴うことがほとんどです。
下痢以外の症状も確認してみてください。
便が酸っぱいにおいがするという特徴もあります。

感染性のウイルスや細菌が原因

生後6ヶ月頃を過ぎると赤ちゃんは離乳食を食べ始めます。
卵、大豆、牛乳などでアレルギーを起こしてしまい、下痢になってしまいます。
アレルギーを起こしやすい食べ物は、与える前に調べておくことがオススメですよ。

● 繰り返し嘔吐し、機嫌も悪い
● 38.5度以上の発熱を伴っている
● うんちに血が混じっている
● 下痢が1週間以上続いている
● 下痢から普段と違う異臭がする
● 下痢の回数が増え、元気がなくなっている

以下のような症状が見られた場合、病院を受診してくださいね。

病院へ行った方がいい状態

下痢をしていても熱がなく、食欲もあり、水分(母乳やミルクを含む)が適量摂れている場合は、慌てずに様子をみていてください。
熱や嘔吐を伴う場合や元気がなく水分が摂れていない状態であれば、一度受診してください。

夜間や時間外でも病院に連絡した方がいい状態

対処法

● 飲みものを受けつけず、顔色が悪く、ぐったりしている
● 脱水症状を起こしている(尿が出ていない)
● 下痢や嘔吐の症状がはげしい
● 目立つほどの血便・白色の水様便が出ている
● 唇や爪が紫色になる、チアノーゼの症状が出ている

以下のような症状が見られた場合、病院を受診してくださいね。

お腹を温める

下痢が長引くと、赤ちゃんの体や精神的にも負担になってしまいます。
下痢の時は、以下の対処法をとってください。

お腹が冷えると胃腸の働きが悪くなってしまい、下痢を起こしやすくなります。
ウイルスや細菌が原因の場合は、お腹を温めてもあまり効果はみられませんが、空調の温度設定を調節したり、上着を羽織らせる等、お腹を冷やさないようにしてくださいね。

食事を見直す

下痢は、おむつ替えが頻回になりますよね。
汚れを残さないように水分をたっぷり含んだおしりふきで汚れを拭き取り、おしりをよく乾かしてからおむつをはかせてください。
ですが、ここでひとつ注意が必要です。
清潔な状態に保つことは大切ですが、何度もこするとお尻がかぶれてしまうので、長く続く場合は、できるだけお湯で洗ってあげてくださいね。

おむつかぶれしないようお尻を洗う

離乳食を始めたばかりや、離乳食の段階を進めたタイミングで下痢をした場合は、状態が良くなるまで一段階戻しましょう。
慣れた食材を使ったり、糖分を含んだ食べ物・果物・乳製品を避けるようにしてくださいね。
粉ミルクで下痢をしているときは、ミルクを薄めるのではなく、1回の量を減らして、回数を分けて赤ちゃんに与えてください。

いかがでしたか?
赤ちゃんが下痢をした場合は、うんちの状態、下痢以外の症状等、慌てず赤ちゃんの状態を確認することが大切です。
こまめな水分補給を心がけ、脱水症状に注意して、少しでも様子がおかしいと思ったら、すぐに病院へ行くようにしてくださいね。

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