2017.09.22 Fri 更新

妊娠初期のつわり対策にはトマトがおすすめ!でも、どのくらい食べてもいいの?

妊娠初期の多くの妊婦さんを悩ませるのが「つわり」です。 ニオイだけでも気持ちが悪くなって何も食べられない人や、お腹がすくと気分が悪くなるなど、その症状は人によって違いますが、トマトなら食べられるという方も多いようです。 そこで、つわりの時におすすめのトマトについてご説明いたします。

トマトは葉酸を豊富に含んでおり、その量は中くらいのトマト1個におよそ44μgだと言われています。
胎児の中枢神経などを作る妊娠初期には、1日に400μgの葉酸を摂取した方がいいと言われているので、トマトを食べるだけで1日分の1/10が摂れるのは嬉しいですよね。

葉酸が摂れる

トマトにはクエン酸が含まれていて、胃酸を中和させてくれる働きがあり、胃腸の働きを活発にさせてくれるので、胃もたれなどの気持ち悪さを軽減してくれます。
また、クエン酸には食欲を増進させる働きがありますので、食欲がない妊婦さんにもおすすめです。

吐き気を抑える

妊娠初期にトマトが食べたくなる理由は科学的には解明されていませんが、水分量が多く喉越しがいいことと、程よい酸味でさっぱりと食べられるからではないでしょうか?
また、料理せずにそのまま食べることができるので、手軽なことも人気の秘密かもしれません。
その他に、妊娠初期にトマトを食べるメリットをご紹介します。

つわり中にトマトを食べるメリット

妊娠中にトマトを食べる場合には何個まで、というような決まりは特にありませんので、常識の範囲内であればいくら食べても大丈夫です。
つわり中には食べられるものも少なくなり、栄養バランスが気になるかもしれませんが、つわりが終わってからしっかりと食事の内容を考えればいいので、トマトしか食べられないなら食べられるだけ食べて下さい。

1日にどのくらい食べてもいいの?

トマトにはリコピンという栄養素が豊富に含まれています。
このリコピンにはインスリンの働きを活性化させる効果があり、血中のブドウ糖の分解を促すことで血糖値を下げてくれます。
妊娠週には血糖値が上がりやすく、妊娠糖尿病に気をつけないと行けないので、トマトを食べることで予防につながると助かります。

妊娠糖尿病予防

トマトをいくら食べてもいいと言っても、その食べ方にはいくつか注意点があります。

妊娠中にトマトを食べる時の注意点

しかし、トマトには体温を下げる働きもありますので、冷えが気になる方は注意したほうがいいかもしれません。
また、冷たく冷やしたトマトをたくさん食べるとお腹が冷えて下痢になることもあるので注意しましょう。

洗うか火を通す

トマトに塩やドレッシングをかけて食べる時には、かけすぎると塩分の摂りすぎになることもありますので、その量に注意しましょう。
塩分を摂りすぎると妊娠高血圧症候群のリスクも高まりますので、できるだけ何もかけないで食べるか少量に抑えるようにして下さい。

味付けに注意

生野菜には「トキソプラズマ」という菌が不茶k空いている可能性がります。
胎児に悪影響を与える可能性もありますので、生のトマトを食べる時にはしっかりと洗って下さい。
また、65度以上で加熱するとトキソプラズマが死ぬので、火を通してから食べるとより安心です。

きれいに洗っても皮に付着している農薬などが気になるという場合には、トマトを湯剥きしてから食べると安心です。
熱湯にサッとトマトをくぐらせてから冷凍庫に入れると簡単に皮がむけます。
そういった手間をかけたくない場合には、買う時に無農薬栽培のものを選ぶようにしましょう。

皮をむくのもおすすめ

まとめ

トマトにはリコピンの他に、ビタミンB6、カロテン、鉄分、カルシウムなど栄養素が豊富なので、つわり対策以外にも積極的に摂りたい食材です。
元気な赤ちゃんに出会えるまで健康的な妊娠生活を過ごすためにも、栄養の偏りに来を漬けながらつわりの後も食べ続けられるといいですね。

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