2016.09.06 Tue 更新

赤ちゃんの自閉症とは?気になる症状についてまとめました

発達障害は、最近、メディア等で目にする機会が増えたので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか? より毎日を過ごしやすくするために、発達障害は「早期発見」「早期療育」をすることが重要だとされているので、特徴を知っておくことが大切です。 今回は「赤ちゃんの自閉症」についてご紹介します!

自閉症の症状は様々です。
自閉症的な行動があくまでもその子の個性だとも考えられているので、判断が難しいのですが、医学的には自閉症を診断する基準が存在します。
以下の3つの能力障害が、3歳までの間に認められた場合に自閉症と診断されます。

自閉症の症状は?

想像力の欠如

自分と相手との関係を正しく理解できず、適切な行動をとることが難しいです。
周囲への関心が薄く、一緒に遊べなかったり、逆に人見知りをせず知らない人に対しても平気で話しかけたりと、極端で一方的な関わり方をします。

社会性の欠如

自閉症の赤ちゃんの特徴的な行動

言葉の意味を上手く理解できない特徴があります。
言葉の遅れ、オウム返し、意味のない言葉や同じ言葉の繰り返し等がよく見られます。
全く言葉が出ない場合もあります。

コミュニケーション能力の欠如

臨機応変に対応する力に乏しく、自分の気持ちをうまく表現できません。
慣れないことをしたときや不測の事態が起きたときにはパニック状態に陥ってしまう場合もあります。

意志の疎通ができない

じっとできず目的もなく走り回ったりして落ち着きがなく、目が離せません。
静かに遊べず、待つことが苦手で他人の邪魔をしてしまうことも。

多動

上記で説明したもの以外にも様々な行動が見られます。
必ず現れるわけではありませんが、よく見られる行動は以下の通りです。

何かを要求するときは相手の手をつかんで引っ張っていくような行動(クレーン現象)をとります。

聴覚、視覚、触覚、臭覚などの感覚が正しく脳で処理されないため、極度に過敏であったり逆に鈍感で痛みを感じなかったりします。
あまり気にならない音なのに不快そうに耳をふさいだり、特定の服以外を着ることを嫌がったりします。

感覚異常

睡眠異常

こだわり

成長しても睡眠のリズムがなかなかつかめず、2時間おきに目を覚ます等、睡眠時間が極端に少ない状態が続きます。

いつも同じ状態であることに強く固執します。
物や配置されている場所、行動、習慣に強くこだわりがあり、同じことを何度も繰り返します。

どう対応したらいい?

いかがでしたか?
自閉症は生まれつきの脳の機能障害なので、完治することはありませんが、教育の仕方によって自閉症児にみられる症状を改善することはできます。
自閉症も個性の1つだと考えて、赤ちゃんの成長を見守ってあげてくださいね。

その1つが「療育」です。
療育とは、発達障害や体の不自由な子等、障害を持った子供たちがしっかりと社会的に自立することができるように医療と保育を行うことです。
障害を持つ子供の個性を尊重し、適性をみながら、長期的に行っていくリハビリテーションのようなものです。
自宅で行う場合と療育機関で行う場合があります。

自分の子供が自閉症であることをなかなか受け入れられずに悩む方も多くいます。
自閉症は発達障害なので、根本から治療できるような方法や薬はありませんが、早くから自閉症の特徴にあわせた教育の機会を提供してあげることで、他の子たちと変わりなく成長していくことができます。

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