2016.09.14 Wed 更新

え?そうだったの?粉ミルクに使って良い水、悪い水

ミルクでの授乳を行うときには、赤ちゃんの口に直接入るものだから安全面などが気になりますよね? 一般的にはミルクは、粉ミルクを水で溶かして作りますが、どんな水を使えばいいのでしょうか? ミルクを作るのに適した水、避けたほうがいい水ってどんなものでしょうか? まとめてご紹介いたします。

日本の水道水はほとんどが軟水です。
基準も厳しく、水質が安定しているのでミルク作りに適しています。
しかし、屋上などの貯水タンクに一度水をためてから供給する給水方式の集合住宅や病院などでは、水質を一定に保つのが難しい場合が多いので、注意する必要があります。

水道水

では、いろいろある水の中でどんなものを選べばいいのでしょうか?
こちらでご紹介します。

生まれたばかりの赤ちゃんはまだ消化器官が未熟で、ミネラル分を排出するのが難しいと言われています。
なので、赤ちゃんが飲むミルクを作るときには、消化器への負担をかけないようにするために、ミネラル分の少ない「軟水」を使用するのがいいと言われています。

ミルクに使って良い水

日本のミネラルウォーター

浄水器の機能によってミネラル分を付与しないタイプのものであれば、ミルクを使うのに使って問題ありません。
浄水器は水道水の消毒に使われた成分を除去してくれますが、その分汲み置きなどしておくと雑菌が繁殖しやすくなる可能性がありますので、注意するようにしましょう。

浄水器を通した水

水道水にはカルキが含まれているので、ミルクを作る前にしばらく煮沸をするようにしましょう。

また、現在では解除されていますが、一部地域では放射性物質の基準値を超えたとして乳児のミルクを作るのに水道水を使わないようにと言われていたこともあります。
これらの事が気になる場合には、自己判断で水道水を使用するかどうかを決めたほうがいいでしょう。

ミネラルウォーターでも、海外が採水地の場合にはミネラル濃度が高く、「硬水」であることが多いのでミルクを作るのには適していません。
また、最近増えたスーパーの店頭などで専用容器に汲む事ができる水は、その種類も様々なので事前に確認が必要です。
アルカリイオン水や水道水をろ過したものであればミルクに使用できますが、ミネラル濃度の高いものやわからないものに関しては避けておいた方が良いでしょう。

ミルク作りに使用するのは避けたほうが良い水

日本で湧きだした水を原料としているミネラルウォーターは、ミネラル濃度が低く「軟水」であることがほとんどです。
しかし、ミネラルを多く含んでいるものがありますので、成分表などをきちんと確認するようにしましょう。
ミルクに使用するときには、煮沸してから使うようにしましょう。

まとめ

まだ発達途中の大切な時期の赤ちゃんには、できるだけ安全なミルクを飲ませてあげたいものですよね。
今回ご紹介した水の選び方以外にも、安全なミルク作りのために、ミルクに使う水は必ず「煮沸」させて殺菌するということと、雑菌を繁殖させないためにも「長時間放置しない」という事をしっかりと守っていくようにしましょう。

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