2016.10.01 Sat 更新

妊娠中の胎児の発育過程について

妊娠が進んでいくと、体に色んな変化が起きてきて、心配になったり、より実感したりすると思います。そんな時に気になるのが、お腹の中で赤ちゃんがどんな成長をしていっているのか?という所だと思ます。それでここでは、妊娠初期からの胎児の成長過程をまとめてみましたので、是非ご覧ください。

男女の区別がつくようになります(妊娠5か月)

妊娠4か月頃からは、母体では胎盤が完成し、胎児とへその緒できちんと繋がれます。
そしてお母さんから、栄養をもらい始めます。
胎児の器官の形成が終わり、徐々に骨や筋肉が発達していきます。
この時の胎児は、声帯が作られ始め、男女の生殖器が目で確認できるほどはっきりしてきますが、この時点ではまだ男女の区別はつきません。

骨や筋肉が発達していく(妊娠4か月)

妊娠3か月頃から骨の形成が始まり、成長に必要な器官が成熟していきます。
また、お腹の中では「胎芽」から「胎児」と呼ばれるようになり、胴体や手足が発達して2頭身から3頭身になり、人間らしい形に近づいていきます。
例えば、手足の指が分かれ爪が生えはじめたり、まぶたができて目を閉じるようになったりしてきます。
母体では、栄養をしっかりと送る為の胎盤の基礎が、しっかりと作られ始めます。

胎芽から胎児へ(妊娠3か月)

五感が発達する(妊娠7か月)

骨格や筋肉、神経が発達し、羊水の量も増えてきて、子宮の中での赤ちゃんの動きはスムーズで活発になります。
身長、体重も大きくなり、赤ちゃんによっては超音波診断のモニター画面に、赤ちゃんの全体像が入りきらなくなる子もいます。
顔立ちもはっきりとしてきます。
聴覚が発達して、心音やお腹の鳴る音が聞こえるようになっています。

活発に動き回る(妊娠6か月)

妊娠5か月は安定期です。
この頃から胎児は、子宮の中を自由に動き回ります。
足を伸ばしたり、活発な子はかなり活発に動きます。
胎動も感じられ、性別も分かり始めるのもこの頃です。
安定期にも入りましたし、胎児はココからどんどん成長していきます。
髪の毛が生え始め、全体的に厚みが出て全身が胎毛で覆われるだします。

見た目はほぼ新生児と変わらない(妊娠9か月)

この頃は体はほぼ完成しています。
心臓や腎臓などの器官も完成し、万が一早産になっても生きていけるようになりました。
眼球が動くようになり、皮膚が折り重なって、脳のシワもできてきます。

顔がほぼ整う(妊娠8か月)

五感が発達してくると、脳に様々な情報を伝達する機能が出来上がり、体全体をコントロールできるようになります。
自分の意思で体を動かし、体勢を変えことも可能になってきます。
妊娠7か月目は五感の発達が目覚ましい時で、聴覚はほぼ完成しています。
鼻の穴も開通し、体は丈夫になっています。

妊娠9ヶ月は、お腹の中での胎児の位置が定まります。
大抵、頭が下を向いた状態で落ち着き、体を丸くしています。
見た目は新生児と変わらないくらいまで、成長しました。
最後に、肺の機能が完成し、顔の筋肉を細かく動かせるようになって、表情が豊かになります。

いかがだったでしょうか。
こうやって順に見ていくと、改めて感動しますよね。
お腹の中ですくすくと成長し、同時にお母さんも新しい生命を育んでいるんですね。

妊娠10か月の胎児は、4頭身になります。
臓や器官も完成しています。
口の周りや筋肉、歯ぐきも発達し、おっぱいを吸う準備も整っています。
胎児自身も、外へ出る準備を初めています。
この頃になると、いつ産まれてもおかしくない状態まできました。さあ、いよいよ出産です!

ついに臨月(妊娠10か月)

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