2016.10.13 Thu 更新

グラーフ卵胞(成熟卵胞)ってなに?卵胞成長過程と卵子の関係について

不妊治療を行っていると、聞きなれない言葉を耳にすることも多くあります。 その中の一つとしてあげられるのが「グラーフ卵胞(成熟卵胞)」です。 名前が表すとおり成熟した卵胞のことで、排卵直前の状態です。 今回は、卵子の成長と欄法の関係についてご紹介いたします。

卵子を中に含んだ卵胞は卵巣内にあり、胎児の時から存在しており、「原始卵胞」と言います。
この原始卵胞は成長が始まるまでは休眠している状態で、徐々に成龍することでグラーフ卵胞(成熟卵胞)になります。

・卵の殻→卵胞膜
・卵の白身→卵胞液
・卵の黄身→卵子
・卵そのもの→卵胞

グラーフ卵胞とは排卵直前の成熟した卵胞のことで、「成熟卵胞」とも呼ばれています。
卵胞を卵に例えると、次のようになります。

グラーフ卵胞ってそもそも何?

原始卵胞から排卵までの過程

これらの過程を経て成熟した卵胞は排卵し、その後卵胞は黄体に変わります。

・原始卵胞
・一次卵胞
・二次卵胞
・初期胞状卵胞
・後期胞状卵胞
・グラーフ卵胞(成熟卵胞)

原始卵胞が成長してグラーフ卵胞になり、排卵されるまでにはいくつかの過程があります。

生まれたときには0.03mmくらいの大きさの原始卵胞を200万個程度持っていますが、二次性徴が起こる頃までには20〜40万個程度まで減っていきます。
その中で、実際に排卵されるものは数百個程度で、それ以外のものは成長過程で徐々に消滅していってしまいます。

原始卵胞〜二次卵胞

原始卵胞が成長を始めてから3ヶ月以上かけて、0.2mm程度の大きさの二次卵胞になります。
卵胞膜ができ始める一次卵胞、外卵胞膜、内卵胞膜が出来る二次卵胞と成長していきます。

初期胞状卵胞

二次欄法まで成長したあと、約1ヶ月弱くらいの時間をかけて2〜5mmくらいの初期胞状卵胞になり、卵胞刺激ホルモン(FSH)の刺激でさらに大きく成長していきます。
この時期には卵胞内に空洞ができて、その中を卵胞液で満たしていきます。

後期胞状卵胞〜グラーフ卵胞(成熟卵胞)

月経から排卵までの時期である卵胞期に、成長してきた卵胞の中から数個だけがさらに成長していきます。
最終的には1つの卵胞だけを残して、それ以外のものは消滅します。

最後の1つとなった主席卵胞は、さらに成長を続けて20mm程度の大きさになり、グラーフ卵胞(成熟卵胞)になります。

排卵

卵胞内の卵胞液がどんどん増えていって卵胞膜を広げていきます。
この頃には卵胞の大きさは20mm程度になっており、卵胞液の圧に耐えられなくなって卵胞が破裂することで排卵が起こります。
二次卵胞の状態から排卵が起こるまでには約90日ほどかかります。

卵子が排出さ荒れると欄簡易取り込まれ、ここで精子と出会って結びつくと受精卵になり子宮へと運ばれて着床することで妊娠が成立します。
卵胞は黄体へと変わり、その後受精が起こらなければ白体になります。

卵子の成長

卵子は卵胞の中で減数分裂を繰り返しながら成長していき、原始卵胞内では30μm程度だった卵子がグラーフ卵胞に成長することには140μm程度まで成長します。

体外受精などで使用する卵子は、未熟なものだと授精できないので、グラーフ卵胞から採取する必要があります。
女性の体内でできるだけ大きく卵胞を成長させるためにクロミッドやhMG注射などを使用したり、排卵誘発剤を使用して卵胞を成熟させることもあります。

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