2016.10.20 Thu 更新

赤ちゃんの逆さまつげは治せる?手術は必要?

赤ちゃんのくりっとした目はとてもかわいいですね!でも、よく見るとまつげが逆さに生えていることがあります。赤ちゃんは大人よりも逆さまつげになりやすいって知ていますか? 逆さまつげを見つけたときはどう対処すれば良いのでしょうか。今回は赤ちゃんの逆さまつげについて詳しく調べてみました。

赤ちゃんは顔の筋肉が未発達で、顔には筋肉よりも脂肪が多くついています。
眼球よりまぶたが高くなり、まつげが逆方向に巻きがちになります。
そのため睫毛内反になりやすいのです。
特に下まつ毛が角膜にあたっているのはよくあることだそうです。

赤ちゃんは逆さまつげになりやすい

逆さまつげには生え方によって2種類あります。
一部のまつげだけが内側に生えてしまう「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」と、皮下脂肪が多いためにまつげが下向きに生えてしまう「睫毛内反(しょうもうないはん)」です。

通常、上まつげは上に向かって、下まつげは下に向かって生えています。
逆さまつげは、まつげが逆向きに生えている状態です。
逆さまつげになると、まつげが眼球にぶつかって傷つける恐れがあります。

逆さまつげとは

赤ちゃんの逆さまつげのホームケア

こうした症状があらわれたら、眼科を受診しましょう。
逆さまつげは自然に治る場合がほとんどですが、素人判断せずに一度は医師に確認してもらったほうが良いでしょう。
低い確率とはいえ、視力低下や角膜異常につながるケースもあるからです。

赤ちゃんの逆さまつげは、それ自体が深刻なトラブルになることはあまりありません。
ただ、赤ちゃんは視界にまつげが入ると、気になってしきりに目をこすってしまったり、まばたきの回数が増えるなどの行動があわれます。
また、目やにや涙が増え、白目が充血することがあります。

赤ちゃんの逆さまつげの症状

平均よりもぽっちゃりしている赤ちゃんには起こりやすいといわれています。
赤ちゃんは成長するにつれて脂肪が取れ筋肉もつき、逆さまつげも自然に治っていくことがほとんどです。
多くは2〜3歳頃までには治ると言われています。

赤ちゃんの逆さまつげの治療法

逆さまつげを毛抜きなどで抜くことは絶対にやめましょう。
抜く際に誤って目を傷つける可能性もありますし、抜いた後の毛穴から雑菌が入る恐れがあります。

赤ちゃんが汚れた手で目をこすって眼球を傷つけてしまうおそれがあるので、赤ちゃんの爪は短く切っておきましょう。
前髪はまつげを押さないように、まぶたより短めにします。
目やにがでているときは、清潔なガーゼや柔らかいハンカチでやさしく拭き取ってあげてください。

自然に治るものとして多くは経過観察になりますが、まつげが角膜を傷つけて頻繁に炎症を起こすような場合には治療が必要になります。
充血や目やにがひどい場合には目薬が処方されます。
抗菌剤の目薬をさせば数日で収まることがほとんどです。

逆さまつげは成長によって自然治癒するケースがほとんどですが、赤ちゃんが汚れた手で目をこすってしまうことで感染症を引き起こすなど、別の病気を併発する可能性があります。
赤ちゃんが元気でいても目が充血したり目やにが多くでている場合は、一度は眼科を受診しましょう。

まとめ

ただし、まつげの毛根の向きが逆に生えている睫毛乱生で、頻繁に眼球に悪影響を及ぼしている場合や、成長して脂肪が取れても自然治癒しない場合は手術をします。
病院により細かい部分が異なりますが、入院は1日程度で済み、短時間で手術が終わることがほとんどです。
10歳頃までは局所麻酔が使えないため、手術の際には全身麻酔が行われます。

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