2016.10.30 Sun 更新

妊活のための睡眠改善!その関係と対策まとめ

妊活のためにはリラックスした状態で暮らすことが大切だと言われています。 その中の一つに「睡眠の質」という物も含まれていますが、睡眠と妊活ってどんな関係があるんでしょうか? 今回は妊活と睡眠の関係性と、良質な睡眠をとるためのポイントをまとめてご紹介いたします。

実は、ノンレム睡眠の時には成長ホルモンが分泌され、このホルモンが妊活と密接な関係にあるのです。
成長ホルモンには他のホルモンを調整する働きがあり、妊娠のために欠かせない女性ホルモンの分泌にも影響を与えることで、妊娠しやすい身体に近づけてくれるのです。

人間が眠る時には、まずノンレム睡眠に入り、その後90分程度のサイクルでレム睡眠をノンレム睡眠を交互に繰り返します。
そのサイクルの間で徐々にノンレム睡眠は浅くなっていき、身体が覚醒していきます。

睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の二種類があるというのはご存知の方も多いと思います。
レム睡眠は浅い眠りで、身体は休んでいるけど脳は活発に動いています。
逆にノンレム睡眠は深い眠りで、脳も身体も休んでいる状態です。

妊娠しやすい身体を作る上で規則正しい生活を送ることが大切だと言われています。
睡眠時間をしっかりと摂るように指導される場合にもあるようですが、どんな関係があるのでしょうか?
そこには2つのホルモンの働きが関わっていると言われています。

睡眠と妊活の関係

しかし、睡眠には個人差があるものです。
多めに睡眠を取ったほうが調子がいい人もいれば、逆に寝すぎるとなんとなく調子が出ないという人もいます。
なので、自分の体のことも考えながら最適な睡眠時間を見つけていくのがオススメです。

妊活中に限ったことではありませんが、最適な睡眠時間にするには90分の倍数で睡眠を摂るのが良いと言われています。
このサイクルを考えて睡眠時間をとると、眠りの浅いレム睡眠の時間帯になるので、スムーズに目覚めることができます。

妊活中の睡眠時間と時間帯

睡眠ホルモンは眠気を誘発したり、体内の活性酸素を抑えたりしてくれます。
活性酸素には卵子を攻撃する作用があるので、睡眠ホルモンによって活性酸素の働きを抑えることで、卵子の成熟を妨げないようにしてくれると考えられているのです。

また、睡眠中に分泌される睡眠ホルモンも、妊娠のためにいい影響を与えると考えられています。

アルコールを控える

良質な睡眠のためのポイント

また、同じ長さ寝る場合でも成長ホルモンが最も活発に分泌される22時〜2時の間のゴールデンタイムを含むようにするとより効果的です。
22時に寝るのは難しいかもしれませんが、夜型の生活を改善して早寝早起きする規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

アルコールを摂取すると交感神経が活発になります。
交感神経が優位になると、身体は緊張状態になり眠りの質が低下してしまいます。

入浴も交感神経を刺激します。
身体が興奮状態になって眠りを妨げてしまう原因にもなりますので、遅くても寝る時間の1時間前には入浴を済ませるようにしましょう。

お風呂は早めに

お酒を飲んだほうが寝付きが良くなるという人もいますが、全体的に見ると眠りが浅くなり、途中で目が覚めてしまう可能性もあります。

夕食は早めに

熱いお湯につかった場合には余計に交感神経が刺激されますので、温めのお湯にゆっくりと浸かって副交感神経を刺激してリラックス状態を作るようにするのがオススメです。

食後は胃や腸などの消化器官が活発に働くので眠りが浅くなってしまいます。
なので、寝る時間の2時間以上前には食事を終わらせるようにしましょう。

明かり

適度な運動

パソコンやスマートフォンの画面から出る光は特に刺激が強く、眠りに付きにくくなりますので、寝る直前には使用しないようにしましょう。

自然に眠りを引き起こしてくれる「メラトニン」というホルモンは、目から光の刺激が入ると分泌量が少なくなってしまいます。
なので、早めから部屋の照明を落として置くのがオススメです。

また、日中に太陽の光に当たるとメラトニンを作り出すのに必要なセロトニンという物質の分泌を促すことができます。

寝付きの悪い人の特徴の一つに運動不足が上げられます。
10分程度のウォーキングやストレッチを行うだけでもかなり違ってきますので、意識して身体を動かすようにしましょう。

いかがだったでしょうか?
睡眠の質を上げることは妊活のためだけでなく、健康的な生活に繋がります。
自分にあった時間帯で規則正しい生活を遅れるようにンルと良いですね。

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