そのため、靴の形が合っていないまま成長すると、靴の形によって足の形がおかしくなってしまうのです。
年齢とともにカルシウムが蓄積されて硬い骨になってくるのですが、靴を履き始める1歳〜7歳までの時期というのは、子供の足の骨の形成にとってとても重要な時期だと言われています。
子供の足と大人の足を比べての違いというのは、単に大きさだけではありません。
子供の足というのは、多くの部分が柔らかく軟骨で形成されています。
柔らかい子供の足のために正しい靴の選び方
足が変形すると、外反母趾、浮き指や内反小趾といった足の不調だけでなく、体全体の骨格や筋肉のつき方にも影響を与えます。
それが原因で子供の普段の姿勢にも関係してきます。
子供の運動能力が低い、少しおかしいかな、と思っているママやパパは、一度履いている靴のサイズが合っているか確かめてみてはどうでしょう?
そして、子供の足はすぐに大きくなっていきますよね。
12歳まではほぼ毎日成長していくと言われ、1年に約1cmほど大きくなっていくようです。
サイズの合わない大きな靴や小さな靴を履いていると、足の成長の阻害となり、足が変形してしまったり、歩き方や走り方がおかしくなってしまったり、転倒する危険も増えてしまいます。
靴を試し履きするときの4つのポイント
表記サイズだけで決めると、失敗することもありますので、買う前に一度子供に試し履きさせて、感触を確かめさせましょう。
自分で計測ができない場合や、プロに正確な子供の足のサイズを測ってもらいたい場合は、お店の方やシューフィッターさんに計測してもらいましょう。
シューフィッターさんは、靴と足のスペシャリストなので、測っていただくことでメーカーによって選ぶと良いお勧めのサイズを教えてもらえますよ。
正しいサイズの靴を選ぶためには、まず足のサイズを正しく測る必要があります。
靴のサイズというものは、靴のメーカーによって微妙に異なってきます。
同じ15cmの靴でも、幅が狭い広い、高さがあるない、など子供の足の形によってキツく感じたりゆるく感じたりするのです。
正しい足のサイズの測り方
年齢に合わせて靴を選ぶポイント
4つのポイントをクリアした靴が、ピッタリのサイズになります。
正しい形で履ける靴は、正しい履き方で選ぶようにしましょう。
・かかとをしっかり合わせる
・甲はしっかり止める
・つま先のゆとりをチェック
・実際にあるいてみて不自然な様子はないかをチェック
靴はメーカーによってサイズ感が変わってきますので、子供に実際に靴を履かせて感触を確かめてもらいましょう。
その際、以下のポイントに気をつけましょう。
はじめて履かせる靴と言えば、ファーストシューズ。
実は、このファーストシューズは、練習靴のことなのです。
よちよち歩き時期
まだ歩き始めたばかりなので、歩き方もかなり不安定です。
締め付ける事なく、つま先や足首をしっかりと支えてくれるようなデザインを選ぶのがポイントです。
外履きには適さない靴で、靴下の様な感覚で履きます。
子供は、きっと慣れていない初めての靴に違和感でいっぱいです。
子供が嫌がらない様に、違和感を感じにくい靴下の様な感覚で履く事ができる、柔らかく・軽く・薄いものを選ぶようにしましょう。
そんなよちよち歩きの時期は、骨の発達を意識して靴を選ぶようにしましょう。
歩き始めたばかりの頃であれば、子供の歩き方にもまだ安定感がありません。走るという事もなく、子供も歩く事で精一杯の状況ですね。
素材は、固いものではなく、柔らかいものを選びましょう。また、骨の発育を守るためにも、足首まで深くスッポリと入るタイプを選ぶようにしましょう。足首がスッポリと靴に収まる事で、かかとが補強でき安定感が出ます。
また、足がより固定できるマジックテープタイプの靴がお勧めです。
1歳~2歳の時期
子供の足の健康は、まずは正しい靴選びからです。健康な足で、健康な体を育ててあげましょう。
動くようになると、足に汗をかきやすくなります。汗をかくと、靴の中で雑菌が増殖しやすい環境になります。ですから、できるだけ吸水性や速乾性にすぐれた通気性の良い素材の靴を選ぶようにしましょう。お勧めの素材には、メッシュ素材などがあります。
また動くと、靴が汚れやすくもなります。お手入れが簡単な靴を選ぶと後々便利です。
1歳から2歳になってくると、歩く事も上手になります。早い子だと、走る子もでてくるでしょう。様々な事に興味ももちはじめ、運動量も増してきます。