2017.08.09 Wed 更新

赤ちゃんに起こる「臍炎」って何?原因や症状は?予防はできるの?

赤ちゃんはお腹の中に入る時にはへその緒でママとつながっています。 生まれてすぐにへその緒を切るので、その頃の赤ちゃんのおへそはとてもデリrケートなんです。 そこで起こるトラブルが「臍炎」です。 誰でもかかることがある病気ですが、きちんとケアして置くことで予防することができます。 そこで、ここでは臍炎の原因や症状、予防法などについてご紹介いたします。

尿膜管遺残

臍炎は細菌に感染することで起こる炎症がほとんどです。
しかし、時間がたってもなかなか状態が良くならない時には、次のような病気が原因となってることも有りますので、注意しましょう。

臍炎の原因は?

このへその緒のかけらが取れ、おへそが乾燥するまでの間、おへそ周りが清潔に保たれていないと細菌が感染し、おへその周りに炎症を起こしてしまう事があります。
これを「臍炎」と言います。

生まれてすぐの赤ちゃんにはへその緒がついていて、分娩時に切り取られますが、生後2〜3週まではへその緒のかけらがおへそいn残っている状態です。
そのへその緒のかけらは時間が経過すると自然に取れ、生後1ヶ月ほどで乾燥しますが、それまでの間はおへその周りがジュクジュクしている傷口のような状態が続きます。

そもそも臍炎とは?

お腹の中の赤ちゃんが成長していくための栄養を送るための「卵黄のう」と腸をつなぐ管を「卵黄のう管」と言い、通常は分娩までに消失していきますが、生まれて規定からも残ったままになることがあります。
これを「卵黄のう管遺残」と言います。
管が残る位置によっては「メッケル憩室」と呼ばれることもあります。

卵黄のう管遺残

尿膜管遺残になると、膀胱から漏れ出たおしっこがおへそから出てしまったり、腹痛や腹膜炎を起こしてしまったりすることがあります。
この症状は生後直ぐだけに起こるものではなく、大人に鳴ってから発症することも有るようです。

赤ちゃんがお腹の中にいる間、「尿膜管」という管でおへそと膀胱がつながっています。
この尿膜管は生まれるまでの間に自然と退化していきますが、退化しないまま残ってしまうことがあり、これを「尿膜管遺残」と言います。

おへそ周辺の腫れ以外に、赤いしこりのようなものができている場合には、臍炎ではなく「臍肉芽腫」の可能性もありますので、赤ちゃんのおへそ周辺に何か異常があれば早めに病院を受診してください。

臍炎自体は重篤な病気ではありませんが、適切なケアを行わないと炎症がお腹の中にまで広がり。細菌が全身に広がってしまうことで「敗血症」を引き起こす可能性もあります。
敗血症は全身の感染症で赤ちゃんを危険な状態に晒すことにもなりますので、早めに病院を受診して治療を開始しましょう。

おへその周りがジュクジュクと湿ったような状態で、赤く腫れ上がります。
場合によっては膿や出血がみられることもあります。
炎症が痛みを伴うので、赤ちゃんが不機嫌になってしまうことが多く、ぐずりやすくなります。

どんな症状が出るの?

治療法は?

尿膜管遺残や卵黄のう遺残が原因の臍炎の場合には、その原因を手術によって取り除く必要があります。
そのままほうっておくと他の病気を併発する可能性もあるので、医師の説明をよく聞いて判断しましょう。

臍炎の治療の基本はおへその周りを清潔にして乾燥させることです。
まずはアルコールでおへそ周辺を消毒して乾燥させます。
必要に応じて抗生物質の軟膏や飲み薬を処方されることもあります。
医師から薬が処方された時には、自己判断でやめたりせずに指示に従って、正しい用法用量で指示された期間続けることが重要です。

臍炎を予防するためにも重要なのが、おへその周りを清潔に保つことです。
へその緒が取れるまでは綿棒に消毒液を付けて、へその緒の付け根を消毒しましょう。
沐浴の後などは皮膚がふやけているんどえ、汚れが取れやすくなりますよ。

臍炎の予防法

へその緒が取れた跡は、その奥に汚れが溜まっていることもありますので、水で湿らせた綿棒などで汚れをとってから消毒を行うようにしましょう。
汚れをとるときにあまり奥まで綿棒を入れてしまわないように注意してくださいね。

おへそ周りを消毒した後には、おへそをしっかり乾燥させましょう。
おむつがおへそを覆ってしまうと乾燥しにくいので、お腹周りを折り曲げたり新生児用のおへそ部分がくぼんでいるおむつを選んだりするのがオススメです。

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