2016.08.20 Sat 更新

え!?そうなの!?生まれたての赤ちゃんにあるもの、ないもの

生まれたての赤ちゃんはまだまだ未発達です。 なので、大人の常識では考えられない様な体の不思議が色々とあります。 意外なアレがない!?こんな物があるの!?という驚きをご紹介いたします。

実は新生児には鼻毛が生えてません。
鼻毛には、ほこりや異物を絡めとる重要な役目があります。
しかし、赤ちゃんにはそんな鼻毛がないため、粘膜に直接的な刺激を与えてしまいます。
赤ちゃんの粘膜は非常に敏感で鼻毛がないため、小さなほこり、温度の変化などにも反応してくしゃみをします。
また、鼻の穴は細く短く刺激に敏感なので、上記であげたちょっとした空気変化、乾燥や気温で粘膜が腫れやすく、鼻水、鼻づまりの原因になります。

鼻毛

赤ちゃんは未発達ですが視力、聴力、嗅覚、味覚、皮膚感覚などの基本的な機能は持っているといわれているのですが、未発達の部分があるのです。

赤ちゃんにないもの

赤ちゃんにあるもの

新生児〜6ヶ月頃は特に視力が弱いうえに目の焦点を合わせるのに時間がかかるので目を開けている時間が
長いそうです。
人というのは、目のピントがぼやけた時、まばたきをして調整するのですが、赤ちゃんはそれができません。
赤ちゃんは大人の2倍ほどの涙の量が一日に出ています。
そのため目の潤いが保たれていて蒸発しにくいので瞬きをしないそうです。

まばたき

赤ちゃんは色々な事を伝えるためによくなきますが、実は生まれてから2〜3ヶ月くらいまでは涙は出ていません。
生まれた直後というのは目を保護するための量の涙は出ているのですが、涙を作る機能が未発達で外に流れるほどの量を作ることができないのです。
しかも、脳の未発達なので精神的な興奮や、情緒的な感情で涙を流すこともまだできません。

個人差はありますが、泣いたり力んだりするとペコペコと動く子がいます。
骨が無くて大丈夫なのと心配になりますが、強く触らない限り大丈夫だそうです。
これらのすき間は月齢があがるにつれ自然に閉じていき、いちばん大きな大泉門も1歳半から2歳頃までには閉じて、手で触れなくなります。

頭蓋骨は前頭骨と頭頂骨、後頭骨などいくつかの骨が組み合わさって形成されています。
大人はこれらがしっかりと結合していますが、赤ちゃんの場合は骨と骨の間に骨化していない結合組織の部分があり、大泉門と呼ばれています。

すきま

生まれてすぐの赤ちゃんはとても毛深いのです。
なぜかというと赤ちゃんは皮膚を守るために体の表面を毛で覆って守っているからです。
例えば、体のまわりに空気の層をつくって、外部からの衝撃を和らげたり、紫外線や寒さから体を守っているのです。
月齢が経つにつれ、抜け落ちたり、衣類や布団のこすれで徐々に薄くなっていきます。

新生児は生まれてから24時間以内に胎便と呼ばれるウンチをします。
胎便とはお母さんの中で飲んだ羊水や腸液を便として出たものです。
お腹の中にいるときは赤ちゃんはウンチをしません。
なので胎便は妊娠37週頃までに溜まり、生まれた時に初めて出すのが胎便なのです。

うんち

生まれてすぐに!?

生後3〜5日目の女の赤ちゃんに現れることが多く、通常は1週間程度で終わります。
特に病気というわけではなく、出血も少ないので貧血になるおそれはありません。

生理のような出血

うまれて間もない赤ちゃんは、お母さんのホルモンの影響を受けていることが原因だと言われています。
妊娠中にお母さんから大量に分泌されたホルモンが増加し、胎盤を通して赤ちゃんの血液に移行します。
出産後にこれらのホルモンの影響が急速に減少することで子宮内膜から出血がおこると考えられています。

いかがでしたか?
赤ちゃんにない「アレ」ある「アレ」とても興味深いものです。
決して病気というわけではありませんので、あたたかく見守って赤ちゃんの成長を楽しみましょう。

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