慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
風邪などをきっかけに一時的に発症します。
疲労がたまっていたり、病気にかかっていたりして抵抗力が下がっていると、発症しやすいです。
急性副鼻腔炎
副鼻腔と呼ばれる顔の内側の空洞にウイルスや細菌が感染して炎症を起こし、黄色い膿が溜まる病気です。
赤ちゃんは、大人に比べて鼻の穴と頬の内側の空洞である副鼻腔が近く、風邪やアレルギーによる鼻炎や喉の炎症が副鼻腔へ広がりやすくなっており、免疫力が非常に弱いため、かかりやすいと言われています。
副鼻腔炎になりやすい原因
副鼻腔炎の治療法
また、頭痛などの症状もありますが、赤ちゃんは頭痛を訴えることができないので気づくことは難しいようです。
副鼻腔炎が悪化してしまうと、中耳炎などの耳の病気を併発しやすくなります。
なかなか治らない鼻水トラブルがあれば、できるだけ早く耳鼻科を受診してくださいね。
黄色く粘度の高い鼻汁が何日も出ること、鼻づまり、寝ている間の咳、鼻の穴からの異臭などがあります。
風邪のような症状なので、風邪と勘違いしやすいです。そのため、治療が遅くなってしまいがちです。
副鼻腔炎の症状
急性副鼻腔炎を3ヶ月以上に渡って繰り返している状態のことを指します。
「蓄膿症」とも呼ばれていますよ。
細菌感染やアレルギー反応によって、鼻腔と副鼻腔をつないでいる孔が閉じてしまって、副鼻腔に膿がたまることが主な原因です。急性副鼻腔炎より治りにくいため、治療が長期かかってしまう傾向が強いです。
副鼻腔炎の予防法
同じ種類の抗生剤を長く服用すると、耐性菌ができてしまう恐れがあります。
問診の際にはどのような薬をどれぐらいの期間服用していたのか、的確に伝えられるようにしておいてくださいね。
一般的に、副鼻腔炎の治療では、溜まっている膿を吸引して取り除き、原因の細菌に抗生剤を使います。
まず、鼻水を吸引し、鼻の中をキレイにして溜まっている膿を吸引して取り除きます。
そして抗生剤を含んだ薬剤を霧状にして口と鼻から吸入し、副鼻腔に直接あてるネブライザー治療を行い、抗生剤の内服をします。
病院での治療や内服薬だけに頼るのではなく、日頃の家庭でのケアも心がけてください。
鼻をすすらないように注意し、膿を鼻の中に溜めないためにも鼻をかませたり、自宅でも鼻水を吸引するようにしてくださいね。
鼻水をしっかり排出させられるよう、正しい鼻のかみ方を教えるようにしてくださいね。
いかがでしたか?
副鼻腔炎は風邪がきっかけになりやすいものなので、抵抗力を下げないように睡眠と栄養はしっかりとらせてあげてくださいね。風邪をひいて症状がひどくなったときは、できるだけ早く医師に診てもらうようにしてくださいね。
日頃の家庭でのケアも心がけるようにしましょう。
まだ自力で鼻のかめない赤ちゃんの場合は、市販の吸引器などを使って大人が鼻水を取り除いてあげてくださいね。
一時的に症状が改善しても、風邪が原因で再び悪化することもあるので、注意するようにしてくださいね。
風邪をひかないようにすること、そして風邪をひいたときにすぐに対処することが大切ですよ。