2016.12.20 Tue 更新

何度もかかってしまう?気管支炎ってどんな病気?原因と対処法まとめ

子供が咳をしだして風邪かな?と思っていてもなかなか症状が良くならない、病院にかかると気管支炎と診断された、こういう経験はありませんか?子供の気管支炎は風邪だと思い放置していると周りにうつしてしまったり、小児喘息や肺炎を引き起こしたりすることもあります。気管支炎という病気はどんなものか、原因や対処法についてまとめました。

気管支炎はどのくらいで治る?

子供は大人と比べて気管支が細いので、少しの炎症で喉が腫れていても呼吸が大変です。
そのせいで眠れない、吐いてしまう、食欲がなくなるといった症状になることもあります。

子供が気管支炎になるときは、風邪やインフルエンザなどのウイルスが気管支炎を引き起こしますが、始めのうちは風邪に似た症状で咳や鼻水、発熱があり、そのままにしておくと激しい咳や痰が出てきます。
始めは「コホコホ」していた咳が「ゲホゲホ」となってきたら気管支炎を疑いましょう。

気管支炎とは、口と肺の間にある気管支にウイルスが感染し、炎症を起こす病気です。
ウイルスに感染することにより気管支炎になりますが、気管支炎というウイルスによるものではなく、風邪などのウイルスに感染した気管支が炎症を起こしている状態です。

気管支炎ってどんな病気なの?

気管支炎の治療、予防について

一度治ったと思っても数日経ってぶり返す、これを繰り返している場合は喘息の可能性もあります。
気管支炎が慢性化したものが喘息といわれています。
小児喘息はウイルス性炎症ではなく、アレルギーが原因で、気管支炎で傷ついた気管支が普段なら反応しないような物質から刺激を受けてしまい、慢性的な喘息になってしまうのです。

治ったと思っても、子供の胸に耳をあてて「ゼーゼー」と呼吸しているうちは熱をぶり返す可能性もあるので安静にさせるようにしておきましょう。
気管支炎が長引くと気管支の炎症が広がり肺炎を起こすこともあります。
肺炎を起こした場合は症状が重ければ入院する場合もあります。

子供の気管支炎は完治するまでに2〜3週間かかるといわれています。
風邪だと思い放置してしまい、気づくのが遅れると1ヶ月近くかかる場合もあるので早めの受診を心がけましょう。
気管支炎によって熱が出ていた場合、薬を飲めば2〜3日で熱は下がりますが、咳はしばらく止まりません。

さいごに

予防については気管支炎に限ったことではありませんが、常日頃から家に帰ってきたら手洗いうがいをしっかりさせましょう。
特に冬場の学校で流行することもよくあるので、周りに咳をしている子供がいたらマスクを着用させるのもいいでしょう。

ウイルスは湿気に弱いので、部屋の湿度をあげておくのもいいですよ。
咳がひどくて寝付けない場合は、上半身を少し高くしてあげると呼吸が楽になるようです。
食事も喉につっかえると痛くて辛いので、柔らかいものや水分が多いものをあげましょう。

気管支炎には特効薬のようなものはなく、対症療法が基本になります。
症状に合った薬を医師が判断してくれます。
気管支炎になってしまった時は、処方された薬を飲み、家で安静にさせてあげましょう。

子供が気管支炎になってしまった場合、熱が下がったからと学校や保育園に行かせると周りの子供たちに菌をうつしてしまうこともあるので、学校や医師と相談してから判断しましょうね。
子供は1年中いつ風邪にかかるか分かりません、普段から予防の習慣と、体調の変化に気づいてからの行動が大切です。
軽い咳でも無理せず小児科を受診するように心がけましょう。

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