新生児に近い赤ちゃんほど、空腹までのスパンは短いと考えましょう。
それは、おっぱいやミルクはすぐに消化してしまうからです。
また、身体が小さく、1回に十分な量を摂取できないということもあります。
空腹のときには、赤ちゃんは特に強い不快感を表します。
空腹
赤ちゃんは、産まれた瞬間から快・不快感情を持っています。この感情を持っていることで「お腹が空いた」「眠たい」などの生理的な欲求を感じられるのです。
これらの欲求は強い欲求なので、なかなかごまかせません。空腹ならば、おっぱいやミルクを、うんちをしているならば、オムツの交換を、というように、的確にお世話をすることで赤ちゃんは泣き止んでくれます。
生理的・身体的な理由
赤ちゃんが泣く理由は?
冬場は、寝ているときが要注意。
お布団を一晩かぶっていられる寝相の良い赤ちゃんは、そうそういません。
気づくと布団がめくれていて、それが原因で泣いて起きてしまうこともあります。
部屋の温度を調整したり、厚手のスリーパーを着せたりして対策を取ってみましょう。
汗っかきな赤ちゃんは、大人よりも暑がりです。
でも女性であるママたちは身体が冷えている傾向にあります。
自分の感じる適温で過ごしていると、赤ちゃんの頭は汗びっしょりだったというのもよくあることです。
暑い・寒い
赤ちゃんはまだ自分で自分の身体を掻いたり触ったりできません。
服が擦れたり、背中に段差などの違和感が痛いと感じたりするだけで泣いてしまうこともあります。
かゆみ・痛み
感情の強い赤ちゃんは、いつもとは違う違和感を感じると、すぐにご機嫌ナナメになってしまいます。
理由は見当たらないのに、今日は一日中機嫌が悪いというようなときは、もしかすると風邪や発熱の前兆かもしれません。
体調が悪い
最近のオムツはとても優秀で、水分をたくさん含んでもサラサラの状態を保つことができます。
そんな優秀なオムツでも、おしっこがたまってくると、中はムレ始め、膨らんで足が動かしにくくなります。
また、うんちは吸水しにくいので、出ただけで気持ち悪く感じるようです。
オムツ
寝ぐずり
赤ちゃんが何度も泣くとき、ぐずるとき、最初は余裕を持って抱っこしていたママも、泣き止まない赤ちゃんを前に、だんだん疲れてきてしまいます。
しゃべれない赤ちゃんにとって、泣くことは「伝える手段」なのです。
ママに不満があるのではありません。
そう考えると気が楽になりませんか?
どうしても泣き止まないときの気持ちの持ちかた
赤ちゃんは寝るのがとても下手です。
なかなか寝付かず、でも目はつむりながらぐずっている…こんなときは、寝ぐずりしていると言えます。
寝ぐずりしているときは、起きているのかと思いきや、実はほとんど寝た状態です。
だから、当の赤ちゃんは大して寝不足になることもなく、ママだけくっきりとしたクマを作ってしまうハメに…。
寝ぐずりが長く続くときには、一旦赤ちゃんの目を覚ましてあげるのも一つの手です。
赤ちゃんの泣き顔を見て癒されよう
赤ちゃんは、泣くのが仕事だとわかってはいても、いつまでも泣き続けるのを目の前にしていると、ママの元気もなくなっていきますよね。
想像していた以上に泣く赤ちゃんだったとき、そのイメージとのギャップにため息をついてしまうこともあるでしょう。
止まない泣き声に疲れ果てているときは、少しだけ違う視点から赤ちゃんの様子を観察してみると、心の休憩になるかもしれませんよ。
よく見てみると、大きな口を開けて泣く子、泣くのを精一杯我慢している子、ママに甘えるようにして泣く子、顔を四角くして泣く子、などなど、どことなく愛らしい顔まで、泣き顔を観察してみると意外と面白くて、我が子の新たな発見につながるかもしれませんよ。