そもそも産後に体重が減るかどうかは、妊娠中にどれだけ体重が増えたのかも関係してきます。
年齢によっても基礎代謝との兼ね合いもあり、産後の体重の変化は人それぞれです。
さらに言うと、運動をっしっかり出来ているか、ホルモンバランスの変化はどうか、生活リズムの乱れはないか等、様々な原因が関係しています。
産後に体重が減らない原因
時間が経っても体重が変化しないと、焦ってダイエットに踏み切る方も多いですが、産後6〜8週間は”産褥期”といい、疲れが溜まりやすい時期ですので、無理はしないようにしましょう。
まずは体の回復が一番です。
産後の体重の変化は、出産後に約4〜5kgほど減ります。産後3kgまでは比較的に体重は落ちやすく、産後4〜6ヶ月は緩やかに減っていきます。
ただ、産後3ヶ月で落ちる体重は主に赤ちゃんと胎盤や羊水の重さなので、実質体重が減っている訳ではありません。
妊娠中はお腹の赤ちゃんを守る為に蓄えた、水分や皮下脂肪と産後の体力回復の為に備えられた栄養なので、そう簡単に落とせるものではありませんので、苦労すると思います。
産後の体重の変化の仕方
出産前には一時的にではありますが、骨盤の靭帯が緩くなります。
実際に赤ちゃんが産道を通って生まれる事で、骨盤が歪みやすくなりますし、骨盤を支えている骨盤底筋が緩くなる事もあります。
骨盤が歪んでしまうとどうなるかというと、脂肪を溜めやすくなりますし、開いた骨盤の間に内蔵が下がり、下っ腹が出てしまいます。
骨盤の歪み
妊娠中は自ずと運動不足になりがちです。
それはもう仕方がないことなのですが、その結果筋肉量も減り、代謝が悪くなって、脂肪が燃焼しにくい状態になります。
基礎代謝の低下
ですので、むやみあたらにダイエットを行なうのではなく、スムーズに体重を減らす為に、まずはその辺を見直し、体重が減らない原因を把握するようにしましょう。
では、体重が減らない原因について、以下にいくつかまとめてみましたので、ご覧ください。
体重が減らない時の対処法
赤ちゃんが生まれたばかりだと、慣れない生活や昼夜関係なくお世話もしなければなりませんし、規則正しい生活はできないと思っていいでしょう。
そうなってくると、母乳もあげてカロリー消費も激しいので、空いた時間に何か食べてしまい、体重が全く減らないということに繋がります。
下手したら、増えてしまうことだってあります。
食生活の変化
基本的には、産後の家事や育児で自然と減少していきますが、先述したように隙間時間で何か食べたり、運動不足が続くと、逆に体重は増えてしまう可能性もありますので、要注意です。
じゃあそんな時は、どうしたら良いのでしょうか。以下にまとめてみました。
食生活を意識する
もちろん産後は体の回復が1番ですが、様子を見ながら軽いストレッチから始めてください。
徐々にその頻度をあげていって、妊娠中に落ちた筋肉量を増やし、代謝アップに繋げるようにするといいでしょう。
適度に体を動かす
まとめ
母乳をあげていると、どうしてもお腹が空きます。
そんな時は、なるべくビタミンやミネラルを取り入れた食事を意識して、糖分を控えるようにすることを、オススメします。
いかがだったでしょうか。産後の体重は、簡単に減らせるものではありません。
減らないと不安にもなると思いますが、焦らずにまずは、できることからはじめましょう。
気長に取り組んでいくことが大切です。