溶蓮菌感染症の症状
溶連菌感染症は子どもがかかりやすい病気です。
この病気は、A群β溶血性連鎖球菌という細菌によって起こる感染症です。
発症しやすい年齢は4~10歳です。
いちご舌が症状として現れる病気「溶連菌感染症」
いちご舌は、表面にいちごのようなブツブツの赤みができ、腫れている舌のことを指します。
いちご舌が症状として現れた場合、発熱・喉の痛み・唇やリンパ腺の腫れ・全身に現れる発疹等、他の症状も一緒に見られることがほとんどです。
子どもにいちご舌が確認できた場合、考えられる病気は以下のものがあります。
いちご舌って何?
予防接種がないので、自分の意識が重要です。
まずは手洗いやうがいはしっかり行うようにしましょう。予防の基本ですね。
飛沫感染しないよう、人が多い場所ではマスクを使うのもオススメです。
溶蓮菌感染症が感染しやすいのは、春から夏の時期と冬の時期です。
この期間は、特に注意するようにしてくださいね。
予防法は?
溶蓮菌感染症は、菌保有者の咳や唾液を吸い込むことで感染する「飛沫感染」で感染すると言われています。
この病気の原因となる菌は、食べ物の中でも増殖することができる恐ろしいウイルスです。
なので、感染者の咳や唾液が食べ物に当たらないよう、当たったも食べ物を食べないように注意しましょう。
原因
溶蓮菌感染症は風邪の症状に似ています。
主に見られる症状は、発熱と喉の腫れです。また、咳や頭痛、腹痛に倦怠感等の症状が見られます。
発熱や咳、鼻水等の症状が見られます。風邪の症状に似ていますね。
風邪かと思っていると症状が進んでいき、川崎病特有の6つの症状が現れていきます。
川崎病の症状
1歳から4~5歳頃までの子供が注意すべき病気だと言われている川崎病ですが、知らない人がほとんどです。
この病気は、全身の血管に炎症が起こる原因不明の病気です。正式には「急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」と言います。
いちご舌が症状として現れる病気「川崎病」
● 38度以上の発熱が5日以上続く
● 両目が充血する
● 唇が赤くなり、いちご舌が見られる
● 全身に赤い発疹が出る
● 首のリンパ節が腫れる
● 手のひらや足の裏が赤くなり、熱が下がった後に手足の指先から皮膚がむける
原因ははっきり分かっておらず、不明です。
身体の免疫システムの異常が関係しているのではないか、体質や遺伝的な要因もあるのではないか、と考えられています。
原因
この6つの症状のうち、5つ以上該当した場合、川崎病と診断されます。
症状が治まってから、「冠動脈瘤」という後遺症が現れることがあります。
全身の血管に炎症が起こったことで、心臓に血液を送り込む冠動脈の内側が変化し、小さなコブのようなものができてしまう病気が「冠動脈瘤」です。
このコブによって、血管が詰まりやすくなって、心筋梗塞を引き起こす危険性があり、注意しないといけません。
後遺症が現れることがある
治療法は?
病院で抗生物質が処方されます。
服薬から1~2日ほどで発熱や発疹が治まっていき、1週間ほどでのどの痛みがひいていきます。
その後、手足の指先の皮膚が剥けてしまったりありますが、おおよそ3週間程度で治まるとされています。
溶連菌感染症の場合
病気が何なのか分かったら次に気になるのは治療法です。
適切な治療を行い、きちんと治すようにしてくださいね。
治療法は以下の通りです。
川崎病の場合
ここで注意が必要です。
症状が治った=完治ではありませんよ。
「症状が治まったから治っただろう」と、自己判断して薬の服用をやめてしまうと、合併症を引き起こしてしまうことがあります。
処方された抗生物質の量と回数をきちんと守り、服用するようにしてくださいね。
入院して薬物療法を行います。
1~2週間ほど治療薬を投与して様子を見て、超音波検査で心臓の冠動脈の状態をチェックし、冠動脈瘤の危険性がなければ退院できます。
1~2週間ほど治療薬を投与するとほとんどの症状は治まるので安心してくださいね。
後遺症である「冠動脈瘤」が確認された場合、血液が固まるのを抑えるための薬を投与しつつ、1ヶ月程度は入院しないといけません。
コブの大きさによっては外科手術が行われることがあります。
いかがでしたか?
いちご舌が子どもに見られた場合、気づいたらすぐに小児科にかかるようにしてくださいね。
早期発見が重要ですよ。