2017.01.20 Fri 更新

生理痛の原因になる「プロスタグランジン」って知っていますか?抑える方法はあるの?

個人差はありますが、毎月悩まされている人も多い「生理痛」がなぜ発生するのかを知っていますが? それは「プロスタグランジン」という成分に関係があると言われています。 しかし、女性の生理のメカニズムには欠かせないものでもあります。 そこで、プロスタグランジンにはどんな作用があり、どうして生理痛が起こるのか、抑える方法はあるのかについてご紹介いたします。

生理痛の原因になる?

プロスタクランジンE1:生理痛やPMSを緩和する
プロスタクランジンE2:子宮を収縮させて生理痛の原因となる
プロスタクランジンE3:子宮の過剰な収縮を抑える

このプロスタグランジンにはいくつかの種類があり、それぞれが違う働きを持っています。

人間の体内のあらゆる生体反応に関係している成分で、ホルモンに似た働きをすることから第三のホルモンとも呼ばれています。
生理周期に合わせて子宮内膜から分泌され、子宮を収縮させることによって剥がれ落ちた子宮内膜を血液と一緒に体の外に排出します。

プロスタグランジンって?

先ほど紹介した3つのプロスタグランジンのバランスが崩れることや、過剰分泌によって生理痛がより重くなり、強い痛みを感じやすくなります。

プロスタグランジンは子宮の収縮を促すことで、生理の時に経血をスムーズに体の外に出してくれる働きをしますが、その一方で痛みを感じさせやすくしたり、炎症を引き起こしたりする作用もあります。
生理前には分泌量が増加するのですが、過剰に分泌されてしまうと、腹痛、頭痛、めまい、倦怠感、吐き気などといった生理痛の症状として現れるのです。

プロスタグランジンが過剰に分泌されることで子宮の収縮が強まることで生理痛が起こるので、生理前や整理中には子宮の収縮を緩める効果のある物を積極的に取るのがオススメです。

プロスタグランジンを抑えるには

プロスタグランジンの分泌以外にも、生理痛が重くなってしまう原因はいくつかあります。

そのほかの生理痛の原因

また、子宮の収縮を緩めるためにはマグネシウムやビタミンB6を取るといいとされているので、マグネシウムを多く含むアーモンドや大豆、ひじきなどと、ビタミンB6を多く含むまぐろ、ピスタチオ、にんにくなどの食品を取ることで生理痛を軽減することができます。

生理痛と普段からの食生活には深い関係があると言われています。
生理痛の原因となるプロスタグランジンE2は、DHAやEPAを摂取することで抑制できると言われているので、DHAやEPAを多く含むマグロ、さば、かつお、いわしなどの青魚を積極的に取るようにしましょう。

・子宮口が硬い
・子宮口が狭い
・ストレス
・冷えによる血行の悪化
・子宮の病気

生理は毎月やってくる物なので、できるだけ快適に過ごしたい物ですよね。
プロスタグランジンの分泌のバランスを整えて、過剰な分泌を防ぐことで生理痛を軽減できるかもしれませんので、まずは試してみてください。
しかし、生理痛の症状には個人差も大きく、痛みが強くて生活に支障が出るような方もいます。
原因が子宮筋腫や子宮内膜症などの病気のこともありますので、症状が重い場合には、早めに医師に相談するようにしてくださいね。

まとめ

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