この痛みの感じ方には個人差が大きく、ほとんど気にならないという人からガマンできないほどの痛みを感じる人までいます。
出産経験が増えるほど強い痛みを感じやすいと言われているので、2人目、3人目ママは特に注意が必要かもしれません。
後陣痛とは、妊娠期間中に赤ちゃんの成長に合わせて大きくなっていた子宮が、元に戻そうと収縮することで起こる痛みです。
出産当日〜翌日くらいに痛みを感じる人が多いようですが、産後4〜5日してからまた痛みを感じることもあるようです。
後陣痛
産後に感じる痛みには、いくつかの種類があります。
それぞれの痛みの原因は何なのか、対処法にはどんなものがあるのかを知っておくことで、いざその時になっても慌てずに対応出来るのではないでしょうか?
そこで、代表的なものをいくつかご紹介いたします。
産後の痛み
対処法
分娩時には赤ちゃんが通るために骨盤が大きく開きます。
開いた骨盤は産後すぐには元に戻らず、時間をかけて徐々に戻っていきます。
その骨盤が戻る過程で、骨盤や恥骨が動くことによって痛みを感じることがあります。
この痛みは出産前から骨盤が歪んでいる人、骨盤や恥骨を支える筋肉や人体の柔軟性がなく硬い人が感じやすいと言われているので、ストレッチをしたりヨガをしたりして出産前から備えておくといいでしょう。
骨が動く痛み
痛みが強く、眠れなかったり赤ちゃんのお世話ができなかったりするような時には、医師に相談して痛み止めを処方してもらいましょう。
赤ちゃんに母乳を上げるのに、痛み止めを飲んでも大丈夫なの?と心配になるかもしれませんが、母乳に影響の出ないものを処方してくれますので、安心して下さい。
対処法
分娩時に医師が必要と判断した場合に行われる「会陰切開」ですが、初産の肩の約7割がこの処置を受けると言われています。
ハサミで会陰を切開し、その後縫合します。
切開時や縫合時は、赤ちゃんを産むことや無事に生まれた安堵感で痛みを感じなかったという人も多いですが、その後傷が治るまでの間に痛みを感じることが多いです。
寝ている間は平気でも、座った時、トイレの時に特に痛みを感じます。
会陰切開の痛み
産後1ヶ月程で自然に治まると言われていますが、筋肉や人体が緩んでいる状態の骨盤は、戻る過程で歪んでしまうこともありますが、ガードルや骨盤を支えるベルトを利用することで、無理なく骨盤を元の位置に戻すことができます。
また、骨盤底筋を鍛えるようなエクササイズを行うことで、骨盤が元に戻るのをサポートしてくれますよ。
対処法
いかがだったでしょうか?
その他にも産後に感じる痛みはいくつかあります。
帝王切開やおっぱいの痛みに関しては、また次の記事でご紹介いたします。
痛みがある期間は、座る時に真ん中がくぼんでいたりドーナツ型になっていたりするクッションを利用することで痛みが和らぎますよ。
また、トイレの後などは自分で清浄コットンでケアしたり、ウォシュレットをうまく利用するなどして、清潔な状態を保つようにしましょう。
徐々に傷も塞がっていき、産後1週間ほどで痛みも落ち着いてくると言われており、1ヶ月程で全く気にならなくなることが多いようです。