2017.01.24 Tue 更新

大変な陣痛や帝王切開を乗り越えた産後にも痛みがあるの?その種類と対策について(2)

妊娠後期に入ってもうすぐ赤ちゃんと会えることを楽しみにしているママにとって、不安なことの一つといえば、陣痛などの出産時の痛みではないでしょうか? でも、実は痛みは分娩時だけではなく、産後にも痛みを感じることがあります。 そこで、今回は帝王切開による産後の痛み、おっぱいの痛みとその対処法についてご紹介いたします。

産後のおっぱいの痛み

また、帝王切開の場合は、授乳中の赤ちゃんの動きに注意が必要です。
赤ちゃんが動いて傷口を蹴られたなんていうママも多くいるようなので、授乳クッションなどをうまく使いながら、傷口をカバーしてくださいね。

傷口が開いてしまうのではないかと動くのを怖がる方もいますが、術後のトラブルがなければ早めに身体を動かしていたほうが回復も早いそうなので、医師と相談しながら無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう。

帝王切開はおなかの皮膚や子宮を切って赤ちゃんを取り出すので、出産後も痛みが長引くのではないかと考えるママも多いようですが、産後の経過は経膣分娩も帝王切開もほとんど同じです。
しかし、麻酔がきれたり後陣痛があったりする出産当日や翌日は痛みを感じる方が多いようです。

帝王切開後の痛み

【対処法】
十分に母乳をだしきるためにも、赤ちゃんが飲み残した分は絞り出して保存しておくか処分するようにしましょう。
また、乳腺炎になってしまった時には保冷剤などで胸を冷やしながら産院や母乳外来でマッサージを受けましょう。
マッサージで強い痛みを感じることもありますが、詰まりがとれると一気に楽になって発熱も治まります。

乳腺炎になる前の兆候として、胸がほてったように熱を持ったり、チクチクとした違和感を感じたりすることがあり、母乳に粒上の塊が混ざることがあります。

乳腺に母乳が詰まることで起こります。
おっぱいが固くなったり、痛くなったりして場合によっては高熱が出ることもあります。
産後すぐの赤ちゃんはまだうまくおっぱいを吸うことができず、ママもおっぱいをあげることに慣れていないため、いくつもある乳腺からまんべんなく十分に母乳を出すことが出来ずにつまらせてしまいます。

乳腺炎

多くの産後ママガ悩まされるのがおっぱいの痛みです。
そこで、いくつかの症状をご紹介いたしますので、参考にしてみて下さい。

まとめ

【対処法】
乳頭に亀裂ができて痛みを感じる時には、まず授乳の仕方を工夫してみましょう。
赤ちゃんが大きく口を開けて乳首を根元からくわえられるように体勢を変えてみたり、乳首を保護するカバーを使用したりしましょう。
また、授乳後は馬油などで保湿してあげましょう。
乳首が切れてしまったときには、直接授乳するのはお休みにして搾乳したものを哺乳瓶で飲ませてあげましょう。

赤ちゃんはママが思っているよりも力強く乳頭を吸うので、十分に乳頭が柔らかくなっていないと亀裂が入ってひび割れた状態になります。
皮がむけてしまうこともあり、悪化すると乳首がキレて出血してしまうこともあります。
しかし、授乳は休むことも出来ませんし、赤ちゃんの唾液でふやけた皮膚は余計に亀裂が入りやすくなります。

乳頭亀裂症

産後のママは、慣れない赤ちゃんのお世話で一杯一杯になってしまうものです。
しかし、そんな時に痛みを感じていると、負担も大きく大変ですよね。
産後に感じる痛みには個人差も大きく、自分自身でしかわからないものもありますので、うまく周りに状態を伝えながら手伝ってもらえるようにしましょう。
また、早く症状を改善するためにも、医師にも相談するようにしてくださいね。

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