大人と同じように枕を使うのは、二足歩行になり背骨がS字型カーブになってからを目安にしましょう。
新生児の頃から使っても問題はありませんよ。
赤ちゃんの枕は、肌に刺激の少ない素材で作れているものを選ぶようにしてくださいね。
また、赤ちゃんは汗っかきなので、カバーや本体はいつでも清潔さを保てるように、洗うことができる素材のものにしましょう。
赤ちゃんに枕はいつから使うの?
ですが、赤ちゃんの身体はS字ではなく、なだらかなC字型になっています。
枕を使う目的はS字型の背骨を支えることですので、背骨がC字型の赤ちゃんには骨格上、必要ありませんね。
骨格上、枕を使わないでも問題はないのですが、頭の形や向き癖を改善させるために枕を使うという方も多くいます。
大人は枕をして眠っていないと、背中や腰を傷めてしまったり、背骨に負担がかかってしまいます。
人間の身体は、大きくて重い頭部を支えるために背骨をS字型にカーブさせながら成長していきます。
この「S字型のカーブ」は、背骨に負担がかからない姿勢なので、眠っているときでも身体はS字型のカーブを保とうとします。
この姿勢を確保するためにも、首を支える枕は必要になります。
新生児に枕は必要?
赤ちゃんに枕を使う目的の中で、「赤ちゃんの頭に形が悪くなることを防ぐ」ことは一番重要視されている目的です。
眠っている時間が長い赤ちゃんは、後頭部が潰れてしまい、「絶壁」と言われる後頭部になりがちです。
「絶壁」は、成長していくにつれて肩こりや腰痛、腹痛等の原因になるとも言われています。
枕を使うことで頭部に適度な空間を作り、赤ちゃんの頭の変形を防ぐとも言われています。
頭の形が良くなる
新生児期はほぼ1日寝たままで過ごすので、睡眠環境をベストな状態で保ってあげたいですよね。
赤ちゃんが枕を使うメリットは以下の通りです。
枕を使うメリット
寝返りができるようになると、びっくりするぐらい寝返りをして寝場所が変わっています。
目を離していると、ベッドから転がり落ちてしまったりする危険性があります。
枕は赤ちゃんの頭を固定することができるので、向き癖がつくのを防いで、頻繁な寝返りを減らすことができますよ。
眠るときの頭の位置が安定する
赤ちゃんは体温が高く、汗っかきなため、布団はすぐに汚れてしまいます。
吸水性の優れた枕は汗を吸い取る効果が高いため、寝ている時に起こる吐き戻しもキャッチしてくれますよ。
そのため、吐き戻しで汚れるのは枕だけですみます。
布団がキレイに保たれる
枕を使うデメリット
生後間もない赤ちゃんは骨が柔らかく未発達です。
首を枕で無理に支えると、首回りの筋肉や骨格に負担がかかってしまいます。
無理に首を持ち上げたりせず、成長にあったタイミングで枕を使うようにしてくださいね。
骨格の発達に影響を与える
赤ちゃんが枕を使うデメリットは以下の通りです。
寝返りできない頃の赤ちゃんは息苦しくなっても自力で動くことが出来ないので、窒息の危険性が高いのです。
赤ちゃんの安全のために、赤ちゃんの顔の周りにはぬいぐるみや枕、クッション等の柔らかいものを置かないようにしてくださいね。
目を離した隙に顔をうずめてしまい、窒息事故のリスクが高くなってしまいます。
タオルを畳んだだけの枕でも窒息事故を起こす可能性があるので、注意しましょう。
窒息事故につながる可能性がある
眠りにくくなる
枕で頭を固定してしまうと、上手に寝返りがうてず、姿勢を上手に変えることができなくなります。
姿勢を変えることもできないため、疲労回復が上手にできずに、眠りにくくなってしまう可能性があります。
いかがでしたか?
無理な姿勢をとっていないか、汗をかき過ぎていないか、定期的にチェックしてあげてくださいね。
成長にあわせて上手に使い分けるようにしましょう。