2015.12.07 Mon 更新

妊娠中にお腹が張りやすいタイミングって?お腹が張った時ってどうすればいいの?

妊娠中にお腹が張ってくると不安に思う妊婦さんも多いと思います。 妊娠の初期・中期・後期などその時期によって原因や症状が変わってきますし、症状によっては医師の診察が必要な物もあります。 そこで、お腹が張った時の対処法や張りやすいタイミングについてまとめました。

安定期に入り、初期に比べて活発に動き回る妊婦さんが多い時期です。
家事や外出、仕事などで動いている時にお腹の張りが起こる事が多いようです。
妊娠中期はつわりが楽になったり、お腹もまださほど重くなかったりするために妊娠期間中で一番快適といえる時期なので、活動的になり、それによって起こる生理的なお腹の張りであることが多く、少し横になって休めばすぐに回復するものがほとんどです。

しかし、雑菌の感染による張りである可能性もあるので、気になるようなら医師に相談し、膣洗浄などの処置を行うようにしましょう。

妊娠中期のお腹の張り

妊娠初期にお腹が張る主な原因は、妊娠によって子宮の筋肉が増えて伸び、大きくなり始めたために起こります。
子宮を支えている靱帯や子宮広間膜が子宮が大きくなるにつれて引っ張られるために、痛みを感じることもあります。
妊娠初期に感じるお腹の張りは、体が赤ちゃんの成長や出産にそなえて変化している生理的なサインのため、特に心配する必要はありません。

妊娠初期のお腹の張り

妊娠後期になると、赤ちゃんの成長とともに子宮自体がかなり大きくなります。
冷えやちょっとしたストレスでも、頻繁にお腹が張りやすくなるために十分な注意が必要です。
お腹が張るタイミングは様々ですが、「スイカの様な硬さ」ともいわれるほどとにかく固くなります。

妊娠後期のお腹の張り

張りを感じたら横になって休むようにしましょう。
外出先などでは座って安静にしているだけでも違います。
30分以内に張りが治まるようであれば特に心配しなくても大丈夫でしょう。
37週目以降になると陣痛が起こりやすくなるため、張りと痛みが長時間続くと、そのまま出産を迎える可能性もあるため、気になるときには早めに病院に連絡を入れましょう。

お腹全体が張っているのであれば問題ありませんが、子宮のある部分だけがバレーボールのような硬さで張っている場合には子宮の収縮が起こっている可能性があります。
子宮の成長による張りではなく、子宮収縮によるおなかの張りの場合は流産の可能性もあるために注意が必要です。
また、1時間に何回も繰り返すような頻繁なお腹の張りを感じたり、出血を伴うような張りは注意が必要です。
妊娠初期には20%ほどの人が出血することがあるといわれていますが、下腹部に痛みがあったり、出血量が増えてきたりする場合には、子宮膣部びらんやポリープ、流産の疑いもあります。
お腹の張りを感じたらまずは横になって安静にし、その後10分以上張りが治まらない場合は、すぐに医師に相談し、受診しましょう。

妊娠中は色々な変化が起こり、自分では対処の方法が分からないことも多いです。
疑問に思ったり、症状が辛いと感じるときには迷わずにかかりつけの医師や産院などに相談することをおすすめします。

・激痛を伴う張り
・しばらく休んでも張りが治らない
・出産予定日間近じゃないのに短い間隔で何度も張る
・張りが何日も続く
・出血がある、下着が汚れるなど

37週より早い段階でお腹の張りと一緒に下記のような症状がある場合は、早産や流産、胎盤の剥がれなど赤ちゃんにとって危険な状態なことがあります。
「常位胎盤早期剥離」などの可能性も高くなるため、医師に相談し診察を受けましょう。

医師による処置が必要な張り

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