熱の時のお風呂について

風邪をひいたり、普段と違うような体調の変化をすぐに見分けられるように、普段から熱を計る習慣などをつけておくと、いざという時に役にたつかもしれません。

基本的に赤ちゃんは、体温調整機能がまだ未発達なので、平熱から少々高めではあります。
一般的な赤ちゃんの平熱は、36〜37度くらいだと言われています。
それでも、熱が出るときで、39〜40度まで上がることがあります。

産まれて間もない頃は、お母さんからもらった免疫がありますので、風邪や熱の心配はほぼありません。
しかし、免疫が切れてきた、生後6ヶ月頃から少しずつ風邪をひくことが多くなってきます。
急な発熱なども始まるでしょう。

赤ちゃんが風邪をひきはじめる頃について

熱がある時にお風呂へ入れる際の注意点

熱でもお風呂に入れていい目安としては、嘔吐やひどい下痢などの症状がなく、食欲もあり機嫌も悪くないことが最低限の条件になります。
一つでも満たしていなければ、入れるのは避けてくださいね。
そういった時は軽めにシャワーだけに留めるなどにしてください。

しかしあくまでも、体調は優れていない状態ですので、赤ちゃんの様子によっては、お風呂にいれるのは避けましょう。
入れる事で体力を消耗し、逆に病気を悪化させてしまう恐れがありますので、しっかりと様子を判断することをおすすめします。

熱を出したとしても、赤ちゃんが元気であれば、お風呂に入れても大丈夫です。
先述したように赤ちゃんは平熱から高めですので、汗をかきやすいです。
汗かいたままでそのままにしておくと、肌の表面で雑菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。
ですので、なるべく汗を流して綺麗にしてあげましょう。

最後に

こういった時は、お湯でしぼったガーゼや柔らかいタオルで、全身をきれいに拭いてあげましょう。
汗をかきやすい、脇の下、首、蒸れやすいおむつの中などを綺麗に拭いてあげると、喜びますよ。さらに清潔さを保つ為には、体とお尻回りを拭くタオルを分けて拭いてあげると尚良いです。
もちろん体を拭いてあげた後も、体が冷えないようにしっかりと室内の温度などに気をつけて服を着せてあげましょう。

熱でどうしてもお風呂に入れない時の対処法

通常お風呂に入れるのとは訳が違いますから、熱の際は細心の注意が必要です。
１番注意しなければいけないことは、体温が下がらないように脱衣所やお部屋の温度をある程度保っておく事が大切です。
また体がほてっている時に服を着せると、汗をかいて逆に湯冷めの原因になるので、少しほてりをとってから服を着せるようにしましょう。
ただしこの時に冷気には当てないでください。
タオルで拭き上げる際は、免疫力が下がっていますので、清潔なタオルで拭き上げるようにしてください。

赤ちゃんが熱を出した時は、無視してお風呂に入れる必要はありません。
無理して入れて悪化しては、元も子もありませんので、赤ちゃんの様子をしっかりと観察し、入れるべきかどうかは夫婦で相談するか、病院に連れて行った際は、医師に相談するのも有りでしょう。
１番重要視するべきは赤ちゃんの体調ですのでそれを忘れずに！