2016.03.12 Sat 更新

妊娠10ヶ月ってどんな感じ?36週、37週、38週、39週目のママと赤ちゃんの変化まとめ

妊娠中はお腹の中の赤ちゃんにもままにも劇的な変化が訪れる時期です。妊娠10ヶ月目(36週,37週,38週,39週目)には、ママと赤ちゃんはどのような状態になるのでしょうか?いよいよ出産の近づいてくるこの時期の変化についてまとめてみましたので、参考にしてみてくださいね。

しかし、だんだん胎動が弱くなっている・いつも胎動を感じる時間にまったく感じなくなったという時は、すぐに病院で見てもらいましょう胎動がなくなると不安になってしまいがちなのですが、胎動が少なくなるのは臨月の妊婦さんであれば誰にでもあるようなことなので、気にせず過ごしましょう。

10ヶ月目の段階に入ると、赤ちゃんの頭は骨盤に固定されます。
胎動が少なくなったと不安に感じるお母さんもいるでしょう。今までのように活発に動くことはできなくなるので、だからといって胎動がまったく無いわけではなく、前より回数は減っても力強い胎動を続け、そのたびに痛みを感じるお母さんもいるほどです。
胎動が少なくなったりもするのですが、あまり不安に思う必要はありません。

胎動が落ち着いてきます

赤ちゃんの変化

妊娠10ヶ月にあたる妊娠36〜39週の4週間を「臨月」といいます。いよいよ出産が間近に迫ってくる時期なので不安になる方もいるかもしれませんが、意外にも10ヶ月目は妊娠による諸症状が軽減されることが多くなってきます。
また、この時期は9ヶ月目まではなかった注意点なども出てくるので、知識を蓄えつつ出産に備えるようにしましょう。

赤ちゃんは少しずつ子宮の下方へ移動し、いつでも外に出られるような準備を始めています。この時の赤ちゃんの体勢は、あごを引き肩を丸め、手足を縮めた状態でコンパクトにまとまっています。

下に移動する

赤ちゃんは妊娠10ヶ月目には産まれるための準備が完全に整っているのです。生まれた瞬間から、さい帯から酸素をもらっていた胎児が上手く肺呼吸へと移行できるように肺の機能も成熟しています。
エネルギー生成・体温調節機能もしっかり動き、さらに体温を逃がさないよう胎脂が全身を覆っているので、常に37度前後だった羊水内からぐっと気温の下がった場所へ出てきても、体温が下がる事はありません。

子宮外でも生きていける機能が整う

胃腸がラクになる時期です

9ヶ月目までは激しかった動悸も、この時期には収まります。臨月を迎える前の段階までは、動悸で歩くことも難しくなりがちなのですが、10ヶ月目はうってかわって、呼吸がラクになります。

動悸や息苦しさから解放されます

ママの変化

辛かった胃腸も、この時期には段々とラクになってきます。赤ちゃんは出産間近になるにつれて子宮口へと下がってきますし、赤ちゃんの位置が変わると胃腸への負担も軽くなるのです。
胃腸の負担が消えると、それによって食欲が増進してしまいがちなのですが、体調管理はまだまだ続ける必要があるので、食べ過ぎないようにしましょう。

子宮がどんどん下に下がってくるので、膀胱が今まで以上に圧迫されるようになります。恥骨や腰が痛んだり、お腹が張ったりすることが増えます。また、膀胱も圧迫されるので頻尿になり、くしゃみなどの刺激で尿漏れが起こりやすくなります。

尿や尿漏れの症状が悪化することも

この時期に安心しきって食べ過ぎてしまうと、体重増加によって肉がつきすぎてしまい、難産になってしまいます。赤ちゃんが大きくなりすぎると巨大児として産まれてしまう可能性もあるので注意しましょう。

陣痛と思えるような強いお腹の張りがあったりおりものが増えたりと、様々な出産の兆候が現れてきますが、一番分かりやすいのが「おしるし」と呼ばれる出血かもしれません。おしるしとは、子宮にくっついていた卵膜が子宮収縮によって剥がれ始め、そこからの出血と子宮頸管粘液と混ざって排出されるものです。
おしるしから出産までどれくらい時間がかかるかは個人差によりますが、身体が出産に向けて動き始めているのは確かなので、おしるしを確認したら入院の準備を始めましょう。ただ全員に確認できるわけではないので、おしるしが無くて陣痛が始まる事も多いです。

出血「おしるし」があったら出産準備を

10ヶ月目という時期は、妊婦さんにとって最も大切な時期です。この時期はやらなければならないことも多いので大変ですが、上手に乗り越えていきましょう。

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