2017.03.20 Mon 更新

不妊治療の手段の一つ。精子バンクをご存知ですか?

精子バンク。一度くらいは、聞いたことあると思います。基本的に子供を授かる際は、婚姻関係にある男女による性交渉だと思います。しかし最近では、不妊に悩む夫婦、同性婚カップル、選択的シングルマザーなどが、精子バンクなどから精子を提供してもらい、出産するケースも増えつつあります。では精子バンクとはどのような制度なのでしょうか。ここ日本での精子バンクのルールについてまとめてみました。

ドナー登録出来る条件

精子バンクには、ある程度の決まりがあることが分かりましたね。
とうことは、ドナーを様々な条件から選びたい方や同性婚カップル、シングルマザーの方は、民間の精子バンク、もしくは個人で精子提供を行っているドナーの方から提供してもらうしか方法はないのです。
こちらは上記と違い、費用については無償のところ〜高額なところまで様々です)では、精子バンクに登録できるのはどんな人達なのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。

ドナーの選択をしたい人は

現在の日本では、大学病院と一部の民間病院において、AID(非配偶者間人工授精)が行われております。
これは既婚夫婦のみを対象とし、血液型以外の要素によるドナーの選択は許されていません。
また、国内外の民間精子バンクを利用する場合でも、極めて高額な費用負担を強いられますので、精子バンクのご利用をお考えの方は、事前に費用を調査しておいた方が良いでしょう。

精子バンクの決まり

個人の精子者に関する条件

どうでしょうか。精子を提供することを考えたら、これくらいの決まりがあって当然だと思う方もいれば、細かいと思う方もいらっしゃると思います。
しかし、提供してもらう女性の立場からしたら、少しでも健康で元気な赤ちゃんを望んでいますから、それを考えると、当然ですね。
また日本精子バンクでは、精子質や数に関わらず一律5万円が支払われるとのことです。

・短期間海外に滞在することが可能な方(海外滞在にかかる費用、旅費などはが負担いたします。)
・20歳~35歳の方
・健康な方
・喫煙されない方。(過去に喫煙歴のある方は、登録時にすでに禁煙されていなくてはなりません。)
・性病を含む感染症・遺伝疾患を持たない方
・薬物、アルコール等の依存症でない方
・精神安定剤の服用をしていない方
・医療検診等でクリニックへの通院(または通院のための滞在)が可能な方
・検診等のための海外への渡航が可能な方
※実際の提供過程開始の際には、身体検査を受けて頂きます。

ドナー提供者は、もちろんですが、誰でも良い訳ではありません。
細かく決まりはあります。
ここでは報酬まで明記されていた「日本精子バンク」での基準を紹介いたします。

いかがだったでしょうか。
日本ではまだあまり馴染みのな精子バンクですが、海外では割と普通に利用している方が多いです。
海外では良い大学に行った人の精子が高値で取引されていたり、良い遺伝子を残そうという気持ちが日本よりもより強い気がします。
精子バンクに対しては、倫理的な問題や、家族観によって生殖医療に対しては様々な意見がありのが現実ですが、子供が欲しいと純粋に願う女性の為にも、もう少し制度が整えばと思います。

最後に

精子は個人の方からも、提供を受けることができます。
しかし、精子バンクという団体から提供を受けるのではなく、個人からとなると、若干抵抗がある方もいると思います。
しかし、個人提供者は細かい決まりがありますので、その辺は安心してください。
また提供後にもめ事に発展しないように、寧ろ個人の方が色々とアフターケアも含めて、しっかりしている場合が多いです。

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