2017.04.16 Sun 更新

子供が睡眠障害に?夜眠れない子供の原因と治療法とは

赤ちゃんの頃は体のリズムが出来上がっていないことから夜中に起きてしまうのは普通ですが、2歳を過ぎることには睡眠のリズムができあがるのが一般的です。ですが中には夜中に何度も目が覚めて泣いてしまうような子供も。そんな子供は睡眠障害になっていることも考えられます。子供の睡眠障害についてまとめたので紹介します。

子供の睡眠障害の原因は?

しかし、23時を過ぎても寝なかったり、夜中に3回以上起きる、睡眠時間が平均9時間以下、日中も多くの時間眠そうにしている、などの症状がある場合、睡眠障害の可能性があります。

2歳〜6歳の子供の平均的な睡眠時間は1日10時間が目安とされていて、夜の9時から朝の7時頃までと、必要に応じてお昼時1〜2時間の昼寝が理想的な睡眠時間とされています。

本来、睡眠障害とは睡眠の質や量、リズムが様々な要因で崩れ十分に睡眠がとれずに昼間の日常生活に支障をきたしている状態をいいます。
ストレス社会で日々生活を送る大人であれば分かりますが、睡眠障害になってしまっている子供も少なからずいるようです。
現代の子供は4〜5人に1人が睡眠障害を抱えているとも言われているようです。

子供の睡眠障害とは?

睡眠障害の疑いがあった場合、対策はどうしたら?

また、このほか、3歳〜6歳頃の子供の場合、扁桃腺肥大が睡眠障害の原因になっていることも考えられます。
肥大扁桃腺は成長するに従って自然と小さくなりますが、中には大きくなりすぎて呼吸がしにくくなっている子供もいるようです。

二つ目は、夜型の生活になってしまっていることが原因と考えられています。
日中からスマホやテレビ、ゲームなどで液晶画面を見ているとブルーライトの影響で目が冴えてしまうためです。
親の帰りが遅い影響で、布団に入る時間が遅くなることも考えられます。

子供の睡眠障害は多くの場合、原因は2つあるといわれています。
まず一つ目は、アレルギー性鼻炎や喘息などで、鼻づまりや咳が出て起きてしまい、夜の睡眠の質が下がってしまっていることが原因であると考えられます。

子供が睡眠障害の可能性があった場合、まずは家でできることとして、平日休日関係なく、規則正しい時間に就寝と起床するようにリズムをつけ、それを守らせましょう。
朝起きてからは日の光を浴び、夜寝る時は部屋を暗くする、夕方以降はテレビやゲーム、スマホの画面を見せないようするなど、家庭でも試せることは多いはずです。

おわりに

喘息や扁桃腺肥大、鼻づまりであればその治療をしますが、病気などの身体の不調が原因でない場合、睡眠リズムを整えるための治療を行うことが多いです。
朝の時間に光を当てて身体を覚醒させる「高照度光治療」や、寝る前に身体をリラックスさせる目的で身体を温める「低温サウナ療法」などがあります。

子供にとって睡眠障害は、脳の成長や発達に影響を及ぼしかねません。
成長が著しい時期に睡眠障害になってしまうと、言語能力や身体能力に悪影響がでないとも言い切れないので、早めに対策を取る必要があります。
まずは病院で睡眠障害の検査を受け、睡眠障害であると認められた場合、子供にあった治療を始めることになります。

さらに合わせて、睡眠表をつけておくと、日々の睡眠時間の変化が見られて治療に役立つはずです。
子供の成長のためにも、規則正しい睡眠生活が送れるように頑張りましょう。

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